英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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イギリスの小学校では、詩をたくさん教えます。 
ウチの子どもが小さい頃、毎週詩をひとつ暗誦していた時期もあったし、全校生徒の前で詩をPerformすることもありました。 
詩は、英語の勉強に不可欠、というのがイギリスの伝統。

tfunky turkeys

小学校では、朝礼にあたるAssemblyで、クラスが順番に、先生と全校生徒の前で10分ぐらいのパーフォーマンスをしたけれど、詩を選ぶことがとても多かった。息子が6歳ぐらいの頃、恐竜の詩を選んで、みんながとりどりの恐竜に扮して舞台を歩き回った時は、かわいかったなぁ。

British CouncilはNon-nativeに英語を教える先生のために、英語の詩を使って、どんな教え方ができるか、アイディア集をいくつか出しています。 その中で、詩人Benjamin Zephaniahを使った教え方のノートがとても面白い。


Who's Who

I used to think nurses
Were women,

I used to think police
Were men,

I used to think poets
Were boring,
Until I became one of them.


from "Talking Turkeys"
Benjamin Zephaniah

この詩って、とても簡単だけど、リズムがなんともいいし、伝わるものが多いような気がする。

I used to think ・・・

子どもの頃、あたりまえのつもりで「これはこうなんだ!」と考えて、疑いもしなかったことが、大人になって違ったとわかったことは多い。
でも、子どもの頃は、「こうするんだ!」と思っていたけど、大人になって現実の前に無理だよ・・・と諦めたくなったことも多い。

この詩をじっくり味わったら、I used to think・・・という言葉のイメージが頭にしっかり残ると思う。 
この言葉を使って、Discussionをしたり、作文を作ってみようと言われたら、いろんな発想がわいてくる。
文法やイディオムをこんな風に教えてもらえる生徒は幸せだなぁ。。。

私は、いつか日本に帰ったら、日本の中学高校生ぐらいに、英語を教えてみたいなぁ、とぼんやりと思っています。
イギリス人の英語の教え方コースで教えてもらった、試験にしばられない英語の面白さを中高生に楽しんでもらいたいから。
そんな時が来たら、英語の本をたくさん読んで、たくさん聞いて、そして詩をいっぱい使う、そんな教え方をしてみたい。

PBさんのコメントで教えていただいたのですが、このページが子どもたちのI used to believe・・・を集めていてめちゃくちゃ可愛いです。 読むと、くすくす笑いが止まらない。こっちもぜひ見てくださいね。 PBさん、ありがとうございます!

ところで、この詩を書いたBenjamin Zephaniahは面白そうな人なんです。

benjamin.jpg
Channel4のHPより・詩人Benjamin Zephaniah

以前、英語の読み書きができない子どもを減らそうと、実験的な授業をした小学校のドキュメンタリーを紹介したけど(ここ)、その時、学校にやってきた、あの詩人です。小学校で彼の詩はよく読まれるようで、息子も「もちろん知っている!」そうです。
「きれいごとではない現実を、読みやすい詩や、小説にする作家」、というのが一般的な紹介になるのでしょう。

カリブ出身で、バーミンガムで育ったけど、5歳ころには言葉あそびのように詩を作り始めていたそうです。
13歳で学校をKick outされ、やめました。
その彼が、今では多くの時間を、小学校を訪問して、生徒に詩を楽しませることに費やしている。
自分でもおかしいなぁ、と思うと彼自身が書いています。

女王陛下からHonourをもらったのに断ったそうです。
"I wanted to show the darker side of the British Empire. ・・・・actually, in my family, my personal family, I only need to go back a couple of generations to when we were slaves. と彼は言っています。(新聞記事

彼の一番よく知られた詩は、多分、“Talking Turkeys” 。(全文はここ
クリスマスにはみんな七面鳥を食べるけど、このクリスマスは七面鳥にNiceになってあげてよ・・・というユーモアのある詩。
彼の詩のPerformanceはジャマイカの匂いがして独特なので、ぜひ見てください。



実は息子の中学校でも、親も見にいくクリスマス・コンサートで、卒業生のセレブリティがやってきて、この詩の暗誦をしました。 
みんな大笑いしてたけど・・・クリスマスにはやっぱり七面鳥を食べるのだろうから、ちょっとブラックなユーモアだなぁ、と感じました。 イギリス人って、自虐的なユーモアが好きなんだと思うのです(!?)
Benjamin自身は徹底したVegan (牛乳も卵も食べないらしい)なので、ユーモアたっぷりだけど、この詩は実は真剣な訴えなのだと思う。 

彼はミュージシャンでもあります。彼のホームページも個性的です。
それから、彼を紹介するアニメもありました。



ThisをDisなんて書いちゃうんです、彼。

追記:
この記事を書いたのは朝で、その後スーパーに行くために車を運転していたら、この詩を使って英語のレッスンをするイメージがいろいろ浮かんできました。

いつか私が英語を教える機会が来たとき使うために(来るかな?)、そして、もしかしたら興味のある方の参考になるように、レッスンプランを備忘録として書いておきたくなりました。

本当は、中高生に教えたいけど、今の私は彼らの英語のカリキュラムに無知なので、とりあえず大学生をイメージしてみました。パッと浮かんだアイディアなので、時間配分とか変かもしれないけど。。。

10分 シャドーイング
この詩の文字は見せず、耳できくだけでシャドーイング。
手拍子をしながら、リズムに乗って言う。
この詩って、"t” の音が3つも並んで、英語の発音の練習にいいですねぇ。
I used to thinkの “Think" の “T” の発音をとりわけ強く、舌の位置に気をつけて。 
“シンク”になると、「昔は沈んでいた」・・・と言うイメージになっちゃう。
コーラル(って言うのでしたっけ?)で、一人一行ずつ、リズムに乗って、言っていく。

15分 鑑賞+文法(英語で聞いて、英語で答える)
詩の文字を見せて・・・
Why did he used to think police were men? 
Did he change his mind ? Why?

Used to の文法の特徴、質問形の作り方など念のため確認。
(この質問形って、Did you use toとする場合と、Did you used to の2つあるみたい。私は、絶対後者だと思っていたし、娘もそう言うと言っている。どっちがいいんだろう。)
タイムラインを書いて、Untilとの時間の関係も確認しておく
時間があったら、 I used to be とか、I am used to ~ingもちょっと確認してもいいかも?

5分 即興作文
I used to ~…but now…..一人一つ作文をしてみる。
(時間があったら、ここでDiscussionもしてみたいけど、1レッスンって、45分ぐらいしかないんじゃないかなぁ)

15分 Reading
Benjaminが女王陛下からの賞を断ったいきさつについての、質問に答える。
(British Councilのノート①、の2つめの問題Poet’s Proseがいい質問だと思うので)


宿題
下の例を参考に、自分の詩を作ってくること(名詞は自由に変えていい)
(British Councilのノート②より借用)
*この例文はちょっと型ができすぎで、あんまりよくないかなぁ。PBさんに教えていただいたI used to believe…を参考に、と言った方が楽しそう。*

I used to think teachers
Were………………
I used to think adults
Were………………….

I used to think teenagers
Were………………
Until………………


コメント

I used to think...

こんにちは。今日のコラムを読んで"i used to believe" というサイトを思い出しました。これはアメリカの友人に教えて頂いたもので、二人でしばらくはこの話題で盛り上がりました。http://www.iusedtobelieve.com/ こちらを見てみて下さい。子供たちの可愛さがたまらないです。

うわー、面白かった~。素敵な詩・詩人のご紹介ありがとうございました。この人の名前、どこかでみたことがあるなーと思ったのですが、書評などで見かけていたようです。ティーン向けの小説を書いているようですね。かっこいいし、おもしろいし・・・でぜひ読んでみたいなーと思います。彼のオフィシャルサイトも、ユニークですね。
Dillさん、いつかそのアイディアを使うチャンスがあるといいですね!楽しい英語の教室だろうな。

イングランドは春の訪れが早いですね。こちらは桜(桜もどき?)はまだです。梅のようなものは咲いているのを見かけましが・・・水仙は3月後半以降ですね。

PBさん

このサイトおもしろい!!!!
すごく、すごく可愛いので、文中に引用してもいいですか?いいですよね。。。書いちゃいますね。
教えてくださって、ありがとうございます♪

私がついさっきつけ加えた、追記のレッスンプランの詩の例文がなんだか勉強くさくてやだな、と思ったのですが、こっちの方が断然いいですね。 

可愛らしい!

すごく興味深い記事でした!英語の詩って解りづらい韻を踏んだりしていて、意味が理解できず、いつも???って投げ出しちゃうんですが。Dillさんの解説があるとすごく面白いです!

このレッスンプランも、まだまだ英語学習者の私には勉強の仕方としてすごく参考になります。

http://www.iusedtobelieve.com/
私もこのサイト、紹介させてもらってもいいですか?子どもの頭の中って柔らかくていいなあ。

そうそう、ロケフリ繋がってます。NHKの“ちりとてちん” が見れるのが嬉しいです。

michiさん、

Benjamineは個性的な人ですよね。 私は彼の小説は読んだことがないけど、ドキュメンタリーでみかけてから、気になっていました。
ところで、このハーフターム"The Wind that shakes the barley"を借りてきました。でも30分すぎたところであまりにむごくて、やめてしまいました。 michiさんのレビューを読むと、ずっと見るのが辛いシーンが続くとか・・・・どうしよう。見続けるかどうか、迷っています。

shibakoさん、

私も英語の詩って、ずっと苦手でした。 だから、子どもの詩のCDを聞いて、楽しいのでびっくりしました。 その楽しさを、ちょっとでも伝えられたら嬉しいです。
I used to believe.comは、どうぞ楽しくご紹介ください。もともとご紹介くださったのは、PBさんですので、よろしければ、一言お知らせください。http://yousyoehonclub.blog48.fc2.com/
いろんな面白い関連情報を教えてもらえるところ、ブログってすごいですね。
フリロケ順調そうですね。 私は、篤姫とまるこちゃんを見逃さないようにしています。

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Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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