英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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今日の朝、イングランドは、どこも雪です。 私たちも、朝おきると窓がほんのり明るく、家の周りに雪がたっぷり降り積もっているのを見つけました。


 


No School Today


 


No school today,
Closed by snow,
We heard it on the radio, 


“ `s no good.”
We said to each other,
“We’ll just have to go
Sledging and sliding
Bravely hiding
Our keen disappointment…”


“Yabba-dabba-doo!” 


By June Crebbin


from A Puffin Year of Stories and Poems


snowy-window3.gif


 



この辺の学校はお休みにならなかったので、この詩は実現しませんでした。
朝ニュースを聞きながら、「車の運転危険かなぁ」と私が心配していたら、子どもたちは、「休める!」とわくわくしていましたが、お隣の車が細い坂道を無事に通っていくのを見て、うちも学校に行くことにしました。


途中で、反対のお隣の子どもたちが庭で雪遊びをしているのを見て、ああ、せっかく雪が降ったのだから、休ませてあげればよかったかなと思いました。でも、今頃はうちの子たちも学校で雪合戦をしているでしょう。


BBCの朝11時のニュースによれば、
Thousands of schools are closed in Wales and England. Lots of children find an unexpected day off today, having a good day in the snow.
We haven't seen such a blanket of snow so many years in London.
だそうです。


私たちの住んできた場所は、雪国ではないので、雪が降るのは、せいぜい一年に1、2回。だからこそ、雪の朝は思い出に残っています。この詩を読むと、雪の朝のうれしさを思い出します。



もうひとつ、この詩のおかしさは、いかにもイギリスらしいと、私は思います。イギリスのユーモアについてはたくさんの本が出ているぐらい有名ですが、まっすぐではなく、どこか変化球です。


変化球の冗談を言われた時、意味がよくわからずきょとんとしてしまったり、どう返事をしたらいいかわからず笑ってすませたり、なかなかうまく反応できないのは残念です。


たとえば、この詩みたいなユーモアってありそうです。


「昨日は、雪で学校がお休みになって、Williamはがっかりしててたね! しぶしぶ、庭に出て、おやつも食べずに一日中、ずっとソリ遊びをしてたぐらいね。。。」
友達のお父さんが、こんなこと言いながら、ニヤッとしたらどう返事をしたらいいのかなぁ。。。。




ところで、HobbitNarniaを訳された瀬田貞二さんの「幼い子の文学」という本があります。
私にとって、子どもの詩の素晴らしさを、感覚だけでなく、言葉で説明してもらった本です。久しぶりに手に取って読んだら、彼の言葉をちょっとだけご紹介したいと思いました。


日本では、子どもの詩というと童謡になってしまい、メロディの要素が主になり、音楽の調子に引きずられて、詩があとからついてくるという感じで、詩そのものを一つの独立した世界として感じたり、考えたりすることがなかなかできない、という説明に続き、
「われわれ当たり前の人間には見えない、ある深いものを詩人が発見し、それを言葉の業を通して指し示してくれるもの、それが詩だという根本を」もう一度見直して欲しいと言います。 さらに、イギリスの子どもの詩について、
「大人の詩、子どもの詩という境がそんなにないんですね。 ですから、子どものための選詩集を作る時にも、編者が、詩という一つの世界の中から、最も美しく、みずみずしく、わかりやすいものを探し出してくれば、それがそのまま子どもの詩の心を喚起することになるという確信がもてるのですから、そこはうらやましい限りです。」と言い、具体的に詩を取り上げながら説明します。



初版が1980年と、30年近くも昔の本ですが、今でも読むたびに、多くのことを教えてくれます。

コメント

美しい(*^_^*)

おはようございます、びっちゃんです♪
なんて美しい表紙でしょう(*^_^*)

どこの世界も、子供にとっての楽しみは学校がお休みになることなんですね♪
台風来ないかなぁと思って、宿題もせず、明け方まで一生懸命気象情報を見ていた頃を思い出しました。
(あんまりお休みになった覚えがないのですが…)

>“Yabba-dabba-doo!”
絵本を読んでいると↑こういうフレーズが出てくるのですが、実はとっても苦手です(笑)
音がイメージできないので止まってしまいます(*^_^*)

>詩という一つの世界の中から、最も美しく、みずみずしく、わかりやすいもの

これ、納得です♪
そして「わかりやすい」という感性が、いつまでも純粋さを持つ大人であるあかしなのかなぁ(*^_^*)

この日、スコットランドも雪が降ったのですが、イングランドのほうがたくさん降ったようですね。Dillさんのすんでいらっしゃるところ、私の住んでいるところよりもずっと南なのに、不思議です・・・やはり雪は、子供にとって、ウキウキしてしまいますよね。いや、私の周りの大人もウキウキしていますが・・・

ずっと自分と詩の距離は縮まらないと思っていたのですが、Dillさんのブログを読み始めて、ほんの少しですが、詩が近くなってきたように思います。どうもありがとうございます。

ぴっちゃんさん、こんばんは
おっしゃる通り、この手の英語の音って、学校で習わないから、全然イメージできませんよね。 私も同じことを感じました。
以前子どもの学校の試験で、英語の擬音を5つ書け、という問題が出て、?x?でした。Flip flopとか、Splash Sploshとか、Cric Crapとか絵本を読んで初めて知りました。 
ところで、そろそろPuffinの本がお手元にとどいた頃でしょうか。 お勧めした私としては、ぴっちゃんさんが気に入ってくださるといいなぁ、と心から願ってます。

michiさん、
あの日は夕方には雪がほとんど溶け、はかない雪景色でした。今日あたりは、もう梅の花が咲き始めました。
今日の午後、庭の落ち葉拾いをしていたのですが、Robinがすぐ近くまで来てじっと、私の方を見ていました。人をちっとも恐がらないので、私もじっくり見返して、かわいいもんだと感心しました。そして、michiさんを思い出し、Scotlandは寒いかなぁ、などと思いました。
私もずっとしまい込んでいた詩集を、久しぶりに開いたりして、このブログに書くのを楽しんでいます。少しでも楽しさをお伝えできたら、とてもうれしいです。

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Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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