英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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小さい頃、この本を読んでハラハラしました。
怖くて、怖くて、でも宝物が見つかるか、知りたかった。
本屋でみかけるたびに、英語で読んでみたいと思ってました。
このLibriVoxのソロは、
The Winds and Willowsの飄々とした味が素晴らしかった
Adrian Praetzellisさんの朗読で、洒脱で楽しかったです。

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まずは、イギリスの寒々しい海辺の村の宿屋で幕開け。
酔いどれですさんだキャプテンが流れてきて、
まわりに威張り散らしながら、
実は、水夫仲間がやってくる恐怖に怯えている。
その暗くて、寂しくて、こわ~い雰囲気が、いい。
Adrianさんの、リズムのある朗読と、
水夫のよいどれ歌が、気分を盛り上げます。

あとはご存知、一本足の海賊Silverがコックとして乗り込んだ船で、
カリブの海に浮かぶ島に眠る宝を求めて、イギリスの港を出港。
海賊、宝島、宝の地図…おなじみのイメージが、
もともとはこの本から生まれたんだな、と
面白く聴きました。


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スコットランド人の作者のStevensonは、
宝島にまけずに有名な、ジギル氏とハイド氏の作者でもあり、
また、子どものためのかわいらしい素晴らしい詩集
A Child's Garden of Versesの作者でもあって、
全くジャンルの違う名作を、それぞれにふさわしい
真にせまった雰囲気で描いた、ビクトリア時代の作家です。

ある夏、スコットランドのハイランドの別荘での休暇、
外は雨がふり(イギリスの夏らしい!)
義理の息子が、絵の具で島の地図を描いて遊んでいると、
Stevensonがやってきてのぞきこみ、
その地図に、Skelton Island, Spyglass Hill…と書き加え、
Treasure Islandと書き込んで…
埋められた宝、カリブの海賊、島に置き去りにされた男、
と尽きることのない話しを始めたそうです。
それが、この本の発端でした。
そういえば、以前ご紹介した「エルマーとりゅう」も雨の日に描いた冒険物語、
雨に閉じ込められたとき、地図は想像力を駆り立てる、らしい。

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おととしの夏、娘のスポーツの試合につきあって、
スコットランドのエジンバラに一週間滞在したとき、
Stevensonの記念館をおとづれ、
彼が若くしてはフランスで多くの時間を過ごし、
30歳早々で小説家として成功した後は、
愛する妻とサモアの島で幸せに暮らし、
その地で、44歳の若さで突然なくなったことを知りました。
彼自身、幸せな人生だったと振りかえっているけど、
なかなかうらやましい人生だと思いました。


彼は、イギリスのビクトリア女王の時代を代表する作家のひとりです。
華やかな社交生活と極貧のロンドンのスラム街、
かっちりしたモラルが幅を利かせながら、
紳士たちが冒険に夢中になったり、
怪しげなアンダーグランドな世界が日陰で栄えた、
矛盾にあふれた活気のある時代の息吹があると思いました。
子ども向けの冒険小説だけど、
モラルにとらわれた、いい子の本ではありません。


この朗読を聴くのは、けっこう難しかったです。
なじみのない言葉が多いし、文章もなかなか手ごわい。
でも、朗読しているAdrianさんが、この時代の味わいを楽しんで、
ラム酒に酔いどれた歌も真にせまり、
その大人の遊び心があふれていて、楽しい朗読です。

LibriVoxのリンク

コメント

半年ぐらい前の春前に、一生懸命聞いてました。始めは、Bigtoesの朗読に娘がはまって、Librivoxにもあったので、本も英語と日本語を入手して、英語テキストと合わせて、聞きました。
すっごく難しかったです。娘は、piratesものが好きで、このTreasure Islandも、イギリスの簡単なリーダーもの、CDつきのものを自分で借りて読んでたんですよね。
すっごく面白かった!でも、私にはわけわからなくて、(リーダものだから、面白くないのかな)よく出てきたTimber me Thimberティバーミーシンバーですか、も何で面白いかわからないし、娘は、あっという間に最後まで一人でどんどん聞いて、ラム酒の歌も、一緒になって歌えるぐらい(私も未だに頭にこびりついてます)
ちゃんとは理解できてないだろうから、また、日本語の本と照らし合わせて読んでみたいです。
朗読の声の人は、いい味だしてましたね~
たまに、娘とこの人、朗読うまっ!とか早すぎる、下手とか言い合ったりしてます。
今は、ちょっと残暑が残る中、Kwaidanを聞きまくってます。もうすぐ終わるので、また感想を忘れずに書きますね。

宝島

こんにちは。エコーです。宝島の地図って、なんだかとってもワクワクしますよね。子供用に書き直された本だったんだろうと思いますが、「宝島」と、書かれた背表紙は、今でもはっきり覚えています。筋はうろ覚えなんですが。ジギル氏とハイド氏と同じ作者だったんですね。全然、意識してませんでした。

Re: タイトルなし

こんにちは。

お嬢さんが、ラム酒の歌を歌っているなんて、
かわいくて、おかしいですね。 
朗読されているAdiranさんは、あの旋律はどこで確認したのかな、
なんて思いました。 本の中の歌って、Audio Bookでメロディをつけて
聴くと、一層印象的ですよね。

以前、くまのプーさんのAudio Bookで歌をメロディつきで聴いて、
急にプーさんの世界が生き生きして感じたのを思い出しました。

私もこの本は、難しくて、聴き飛ばしているところも多いなぁと
思います(笑)。
百年以上前の本だし、日本語でこの時代の本を読もうと思ったら、
もっと難しいでしょうし(明治14年ですって!)、
本の雰囲気とストーリーが楽しめたらいいかな、って。

お嬢さんが海賊物がお好きなら、
ロビンソンクルーソーも面白いかもしれませんね。
あれは、原文は宗教色が強い部分が長くて、
私には退屈で読みきれなかったのですが、
子ども向けのダイジェスト版は面白かったです。

怪談も面白いですよね!
私は、日本の夏というと、スイカと怪談と風鈴なんかが
どうも懐かしいです。
感想を楽しみにしてます。

Re: 宝島

エコーさん、お久しぶりです!!

この夏は引越しの上に、息子が怪我をして
(大したことはないのですが、異国で病院にお世話になるのは、
心細かったり、イギリス人のやさしさに励まされたり)
なんだかブログにもご無沙汰気味です。

私は、小さい頃、エルマーとりゅうの地図に
わくわくして見入ったことを、あの本を見て思い出しました。
ほんと、地図っていろんなイメージが広がりますね。

ジギルとハイド氏、難しそうだけど、
いつか聴いてみたいです。

すっかり秋めいてきましたね。



お大事に

息子さんの怪我は、もうすっかり大丈夫のことと思います。・・何と言っても、子供たちの健康が一番の心配ごとですよね。信頼の置ける人に治療して欲しいし、言葉の問題もあるし。でも、効率一辺倒でないイギリス、親切が心にしみる時がありますね。

Re: お大事に

ありがとうございます。 この国の人は、困ったときにはとてもやさしくしてくれますよね。本当に心から感謝しました。
それに、NHSって、子どもにはかなり手厚いので、びっくりしました。 ありがたいです。

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Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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