英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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小さい男の子が、好きで、好きで、
毎日遊んで、毎晩いっしょに寝て、
うすよごれ、形も崩れてしまった、
ビロードうさぎの、物語。


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ぬいぐるみって、心があるみたい。
多くの人が感じるそんな思いをふくらませ、
生き生きとした物語にしています。
副題は、How Toys Become Real。


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1922年、90年近く前の出版ですが、
英語では繰り返し改版され、
今でも多くのファンをもつ古典絵本です。
絵本というには文章が長いのですが、
初版以来、すばらしいイラストに恵まれている、
幸福な作品です。

初版は、ウィリアム・ニコルソンのカラーイラストで、
90年前のイギリス・アメリカの子どもの世界を
すっきりと、表情豊かに、描いていると思います。

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日本でも50年も前に、
石井桃子さんが訳して「ビロードうさぎ」として出版、
この物語を愛した彼女は、100歳の時、2003年に、
もう一度改訳して出版しています。


私は岩波の絵本を遠い昔に読んだのですが、
その時、すっかりひきこまれたことを、
いまでも、うっすらと覚えています。



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50年前の初版、岩波の絵本


最近、酒井駒子さんの抄訳と絵で出版された絵本がかわいらしくて、
また話題になっているようです。


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抄訳で文字を抑えて、その分、絵が語るこの絵本は、
どこか日本的な、切々とした雰囲気みたいです。
酒井さんは、ここ10年ぐらいに活躍している絵本作家で、
絵本の実物は見たことがないのですが、
インターネットでみると、なかなか素敵。

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酒井さんのあかずきんちゃん


この絵本に惹かれて書かれたブログもたくさんあって、
ここではこの絵本の他のイラストも紹介してらっしゃいます。


この方は、酒井さんのイラストどおりに
うさぎのケーキを作っているのですが、かわいい!


この絵本の原作は、アメリカ・イギリスでは、
朗読にもよく使われているようです。
George Winstonのピアノをバックに、
女優の Meryl Streepが朗読した
Audio Bookも出版されていて、
これはYouTubeでも聴けます。

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古典って、物語にひかれた多くの人が、
自分の思いをとりどりに加えて、改版し続けて、
その歴史が積み重なっていくのだと、あらためて感じます。


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ところで、ぬいぐるみを見ていると、
私も、「もの」とは思えません。
娘が16歳になって、たくさんのぬいぐるみを
もう部屋に飾らなくなり、
箱に入れて、部屋の隅においてあります。
引越しのたびに、この箱をどうしようと、迷います。

初めてのディズニーランドで買ったミニーとか、
動物園でかわいくて大はしゃぎしたクマとか、
オーストラリアで気に入ったコアラ・・・
ながめていると、彼女が小さかったころの思い出が
ふつふつ浮かんでくるし、
どれも顔をみると捨てられなくて、
また箱のふたを閉じてしまいます。

他の方に譲るにも、
どの家にもぬいぐるみは多くて、気がひけるし、
チャリティーショップでも歓迎しないらしいし。
思い出をかかえたぬいぐるみたちは、
どうしたらいいのだろう・・・

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この朗読は、アメリカのJanice Greenさんが、
お孫さんをイメージしながら、
好きな絵本2冊と詩21篇を自分で選んだ、
LibriVoxでは珍しい、読者オリジナルのアンソロジーに入ってます。

選ばれている絵本は、これと、ピーターラビット。
どちらも、うさぎの物語で、
これは、ぬいぐるみが、本物のうさぎになる話し、
ピーターラビットは本物のうさぎをモデルとした物語が、
いまやぬいぐるみとして大人気、
おもしろい組み合わせです。

どれも、気持ちのこもった朗読で、聴きやすいです。
この絵本は、30分弱のみじかさです。



冬の寒さはまだ厳しいですが、
そろそろスノードロップが咲き始めそうだし、
4月1日のイースターに向けて、
ひよこやうさぎのチョコレートが目につくようになりました。
春のおとずれを待ちながら聴くのに、お勧めのAudioBookです。

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裏表紙のモチーフも何気なく、うさぎでした。


テキストの紹介

The Project Gutenberg EBook

イラストの美しさが一番よく楽しめるデジタル絵本版
ブログの挿絵はこの本から取りました。お勧めです。


Audio Bookのダウンロードの仕方:


LibriVoxのページ
LibriVoxのGrandma Janice’s Poems and Stories

MP3ファイルへのリンクを張りました。
右クリックで聴いたり、保存したりできると思います。





ビロードうさぎだけをダウンロードする場合は、こちらをどうぞ。
12. The Velveteen Rabbit by Margery Williams – 00:28:09


Janiceさんのアンソロジーすべてをコピーする場合は、この部分をどうぞ。

Zip file of the entire book 38MB
Total running time: 1:18:12
Read by Janice Green

(この絵本は、LibriVoxにあと2つ違うバージョンがあります。)


それでは Happy Listening!

コメント

メリルストリープ版をききました!

こんにちは。もつこです。
今月も本のご紹介ありがとうございます!

早速YouTubeのメリルストリープ版で聴きました。
ずっと前に絵本をよんだことがありますが、やはりよかったです。

私が読んだことがあるのは違う画家の絵なので、元の絵本を手にとって見たくて、早速図書館に
ウィリアム・ニコルソン版とそれと、酒井駒子さん版の絵本を予約いれました!
とくに酒井駒子さんの絵、大好きなんです。
よるくま、っていうすごくかわいい絵本、子どもが小さい頃何度読んだかわからないくらい。
なつかしいなー!

ところでいまBBCのBig ToeでDillさんがご紹介くださった、NesbitのFive children and itをやってますね!
以前一度聴いたことがありますが、また聴きなおしてみようかと思っています。

それではまた!

素敵でした

よかったです。

まず、Youtubeで、ちょっとだけのつもりで・・。ピアノが綺麗ですね。そして、さすが女優さん。思いがけずの五木の子守唄(ですよね・・)まで・・。さすがに、お金を出して買うものは違うかしらねえ・・。などと、思いながら、全部聞きたくなって、Janiceさんへ・・。

最初は、Meryl Streepとの違いなんかを、考えていたんですが、紹介してくださっているデジタル絵本を見ながら、ぐんぐん引き込まれていきました。おばあちゃんが孫に読んでくれている、暖かさが伝ってきます。  

あ~あ、どうしよう・・。我が家にもあるんですよ・・。男の子なので、数はないですが、ぬいぐるみ。ずっとずっと置いておきましょうか・・・

今回も素敵な本の紹介ありがとう。

Re: メリルストリープ版をききました!

もつこさん、こんにちは。
バレンタイン、いかがお過ごしでしたか?

もつこさんんも昔読んだことがあるのですね、この話し。
心に残る本ですよね。


酒井駒子さんの絵って、私はぜんぜん知りませんでした。
ちょっと、岩崎ちひろさんを思い出すのですが・・・
インターネットでいろいろ見て、引き込まれちゃいました(笑)
よるくまも、インターネットで絵を見て、かわいいなぁ、と思ってました。
そうか、子どもが小さいときにめぐりあったんですね、うらやましいな。

外国住まいだと、気になる本を、ちょっと図書館や店頭で見てみることができなくて、
それは、残念です。


Big Toe聞いてみようと思ってます。 教えてくださってありがとうございます!

Re: 素敵でした

こんにちは。

さっそく感想をありがとうございます!
Meryl Streep、さすが大女優、朗読というより、深い演技のようでしたね。
こんなに読めたら素敵だなぁ、とあこがれました。

昔見た絵本では、ウィリアム・ニコルソンのイラストがボーっとしていて、
印象が薄く、あまり好きとも思わなかったのですが、
このデジタル絵本を原寸大で見ていたら、
ベルベットの人形の表情がなんとも豊かで、気に入ってしまいました。

ウチの息子の部屋にも、ぬいぐるみありますよ!
数が少ないので、部屋の隅でおとなしく並んでますが、
引越しになったら、どうしようと悩むことになりそうです。

いつも楽しいコメント、ありがとうございます!

聞いてみました^^

Dillさん、こんばんは。
早速聞いてみました。
You TubeのMeryl Streep版、うっとりしました。
これって、たとえ英語が聞き取れなくっても、美しさとか、切ない御伽噺な感じが伝わるような、素敵な朗読ですね。
Audio Bookが欲しい!と悶々としました・・・。

Janice Greenさんの朗読も聞かせていただきました。
Skin Horseとの会話が好きで、ぐっときました。
ラストシーンも好きだし・・・。
90年近く経ってもまったく色あせない、そういうお話ですね。

さて。困りました。
酒井駒子さんの本も欲しくなってしまいました。
彼女の本は、よるくま、くまとやまねこ、は持ってるんですが、
ビロードのうさぎも子どもと読んだら楽しめるんじゃないかしら、ってときめいてしまいます。

暫く、悩むことにします(笑)

今月も素敵な本をありがとうございました(^^♪

Re: 聞いてみました^^

リッカさん、こんばんは。

You TubeのMeryl Streep版、私も、うっとりしました。
美しさとか、切ない御伽噺な感じ・・・本当に、そうでしたね。

> Skin Horseとの会話が好きで、ぐっときました。
あの部分が、この絵本から引用して、よく朗読されるところみたいです。
この絵本のタイトルをGoogleしてたら、英語の結婚式とかお葬式の朗読リストに飛んで、
何だろうと思ったら、この部分があちこちで、朗読にお勧めの文章として紹介されていました。
たしかに、かみ締めると、思いが広がる言葉ですね。


> 酒井駒子さんの本も欲しくなってしまいました。
> ビロードのうさぎも子どもと読んだら楽しめるんじゃないかしら、ってときめいてしまいます。
私も子どもが小さかったら、きっと子どもと読みたくなったと思います。
酒井さんの絵って素敵だと思ったら、すでに人気なんですね♪

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Re: 待っています♪

mellovemaさん、やさしいコメントをくださったのに、返事をせずにごめんなさいね。
心配してくださってありがとうございます。元気にやってます!
なんとなく、日々の雑事に追われつつ、考えごともしつつ、コンピュータから
すっかり離れていました。

スキーのシーズンはすっかり終わってしまいましたね。
もう、イギリスは白樺や柳の若葉が、まぶしい季節です。
この辺の自然は、日本の北海道の風景に似ていると、いつも思います。
そちらも初夏でしょうか?

また、これからもどうぞよろしく。

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Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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