英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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一月に入って、Nesbitの物語を聴きながら、
彼女の伝記も読んでいます。 彼女は1858年生まれ、
1876年に始まるイギリスビクトリア時代を生きた人です。

昨日、彼女が好きで、大人になっても繰り返し何度も訪れた、
少女時代の家のあたりを散歩してきました。 うちの近くなんです。
ロンドンからだとビクトリア駅から南に汽車で30分、
日本だったら、新宿から30分というイメージです。
ひなびた田舎ぶりが、よかった。



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彼女の少女時代の家の村。ここが村のまんなかの交差点。





彼女は、40歳すぎて子どものベストセラー作家になって、
イギリス文学のおはこ、ファンタジーの先駆けとなったのですが、
私生活も、読んでいておもしろい。


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早くに父を亡くして、少女時代の数年を、
母と姉の3人で、フランスを転々として暮らします。
一人でフランスの汽車で旅したり、かなり冒険的な生活。



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村の中心の交差点の反対側は、パブ。

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村の標識には、NesbitのRailway Childrenのイメージが。あとは何だろう?




10歳すぎでイギリスに戻り、
ケント州の田舎で、兄2人と、のびのびと遊ぶ毎日を送り、
この思い出が、彼女の作品の舞台のイメージとなったそうです。
これが、その家。 村の真ん中にあります。
ちょっと大きめだけど、ごくありふれたレンガの家でした。




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少女時代の家。交差点のすぐとなりでした。



19歳で、(当時の基準で)ハンサムな男性と結婚するのですが、
出産前のかけこみ結婚だったので、あの時代だからかなりスキャンダラス。
この夫が、じつに女性に手が早くて、彼女はずいぶん苦労します。

結婚早々、彼の子どもがいるという女性がみつかり、
やがて、夫婦の友人も恋人とわかり、
この女性は夫婦と同居、子ども2人はわが子として育てました。
かなりの修羅場を想像してしまうのですが、
もしかしたら、この時代は、こうした混乱した夫婦関係って、
少なくなったのかも。


離婚は難しいけど、
自由な恋愛も広がり、複雑な男女の関係が多かったのか、
この頃の有名人の伝記を読むと、不思議な夫婦がいっぱいいます。

ウイリアム・モリスの奥さんと画家ロゼッティとか、
Bloomsburyグループも華やかで複雑な恋愛関係がたくさんあったし、
TVでも、ちょっと前にバージニア・ウルフの女性の恋人を紹介してました。
古さと新しさが混じった、面白い時代。




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交差点から100mもあるくと、りんご果樹園。 がちょうがいました。



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果樹園の先は、ヒツジがいる原っぱ。




親から受け継ぐ財産はない、夫は仕事で失敗する、
と、財政的にはどん底から出発したNesbitが、
好奇心にいっぱいに女性解放運動に夢中になったり、
作家として成功してリッチになっていき、
華やかな社交を楽しむようになるあたり、
気概があって、好きです。



EN6.jpg
道の反対側もやっぱり原っぱがつづいてます。

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馬が数頭、のんびりしてました。




ごく大雑把に言って、
イギリスは日本の半分の人口密度だから可能なのだろうけど、
こんな田舎生活をしつつ、都会も楽しめるのが、
人間らしくて、理想だな。

それにしてもイギリスの冬は、暗くて、地味。
冬眠したように、人がまったくいませんでした。
これが、夏になると、花があふれ、黄金色に輝くのだから、
イギリスの四季は、極端です。


E.Nesbitの作品の感想

Five Children and It @LibriVox

The Story of the Treasure Seekers @LibriVox

The Railway Children @LibriVox

The Enchanted Castle @LibriVox

コメント

素敵な写真をありがとうございます。まだ行って事のないイギリスにたくさんの思い入れを持たせてくれます。彼女の作品はRailway Childrenしか読んだ事がありませんが、彼女の人生そのものが物語のようで、興味を持ちます。イギリスの初夏って緑にあふれ、そして都会とちょっと走った田舎とのコントラストが素敵そう。いつかきっと!

ロンドンから近いのに、こんなにのんびりした景色になるんですね。外環の高速道路の内側ですよね。ほんとにうらやましいです。
暗い冬でも、雪や霜にやられながらも緑の草地があるのが不思議で素敵。
Nesbitから離れた感想・・。スミマセン。

冬の風景ですね

Dillさん、こんにちは。
イギリスの冬の風景ですね~。
私が住んでいたのは、もう少し西側で今の地名はクロイドンのようです。風景がとっても懐かしいです。
米国人に言わせると「日本人が何故イギリスに行きたがるのかわからない。気候は悪いし、食べ物もおいしくないし。」 
確かに。私もイギリスに滞在していた頃は、イギリスは老人向きの国だと思っていましたが、イギリスの古臭さすべてが懐かしく愛おしく感じるようになったのは自分が年を重ねたからでしょうか。
また、いつか訪れたいです。

Re: タイトルなし

PBさんはアメリカに住んでらしたのですよね。
アメリカとイギリスの田舎の風景は、違うのかしら?

イギリスは地震がないからでしょうが、古い家が残っていて、
歴史好きの私には、たまらないです。
ロンドンの真ん中だって、ビクトリア時代の馬車置き場がアートスタジオになっていたり、
古さと新しさの混じりぐあいが、すてきです。
ぜひ、遊びにいらしてください!

Re: タイトルなし

エコーさん、こんにちは。

イギリスの芝生って、どうして冬も緑緑しているのでしょうね?
雑草がかなり混じってしまったウチの庭も、やっぱり緑です。
このおかげで、イギリスの冬のわびしさがちょっとやわらいでいますが、
太陽の出ない冬の日は、やっぱり暗いですね。
今日も、暗いですよ・・・笑

Re: 冬の風景ですね

Sunsetさん、日本は雪のようですね、お元気ですか。

冬ですが、2月になるとちょっと日が長くなってきて、
そろそろ、スノードロップや初春の花が見られるかな、と
気分がやや春めくものの、まだ寒い。

クロイドン、感覚的には隣町です!
チャイニーズショップによくいきますよ。


老人向きって、その気持ち、わかります! 
大都会を離れると、地味なお国振りですよね。
その地味さを愛しているのが、イギリス人なのかな?

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Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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