英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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毎日ひとつ、なんでも望みをかなえてもらえるとしたら、
誰にもたくさん、頼みたいことがあると思いますが、
この物語はやや厄介、魔法は日の入りで突然消え、
魔法が作ったものは、すべて石になってしまいます。


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休暇で田舎にやってきた5人の子どもたちは、
裏庭の端に続く砂取り場で、砂の妖精、サミヤードを見つけます。
数千年生きてきて、気難しやの、毛むくじゃらの妖精は、
願いをかなえてくれるけど、皮肉もたっぷり。
この性格、grumpyってWikipediaに書いてあるけど、
なんか、典型的なイギリス人のおじさんのタイプだわ、っとおかしい。

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子どもたちは、これぞと願いをかけるけど、
なかなか、思い通りにはいかない・・・




それに、サミヤードは、朝起きて最初に口にした望みをかなえるので、
思わず口走った言葉が実現してしまうのが、こわい。
ちいさい弟の世話をするのが、面倒になって、
「誰かがもらってくれたらいいのに!」って言うと、
弟が、何度も誘拐されそうになる、とか。
毎章読みきりの短編風に、味わえる物語です。

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E.Nesbitの代表作は、The Railway Children, The Treasure Seekers,
そしてこのFive Children and Itです。
3作品の中では、唯一、現実にはない魔法がおきる物語で、
Nesbitは、これ以降、魔法の絨毯や、ドラゴン、火の鳥と、
ぐんぐん魔法の世界にのめりこんで、
魔法と冒険の作家として、子どもの人気を高めていきます。
まぁ、百年前に、Harry PotterとJ. K. Rowlingみたいな人気作家だったのかな。

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たとえば、背が高くなりたいなぁ・・・




Nesbitの物語はいつも、両親が忙しかったり、問題をかかえて家を離れ、
留守番中の兄弟姉妹が、子どもだけで村を探検して、
とんでもない事件に遭遇、兄弟姉妹の知恵で、くぐりぬけるのですが、
そののびのび明るい子どもの世界がうらやましい。
無謀なこともするけど、子どもなりに、紳士淑女のルールを守ろうと、
いっしょうけんめいに考えるところも、かわいい。

現代のHarry Potterが、もっと大胆な意思をもって、
大人にもチャレンジするのとは対照的。
その古風さが、面白いか、退屈気味かは、
好みだと思いますが、
私は古典ならのこのゆったり感が、けっこう、好きです。


100年前に、子ども部屋で、おとなしく過ごすか、
外に出ても、メイドや子守といっしょで、服をよごさない程度に遊ぶ、
そんな毎日を送っていた中流の子どもたちには、
Nesbitの世界は、猛然と新鮮で、あこがれだったのだろうなと
思います。

FCI4.jpg
お城みたいな家に住みたい・・・





朗読は、章ごとに変わるのですが、
LibriVoxの創設早々、2005年の朗読で
おなじみの読み手が続き、なかなか楽しいです。

ご当地作家で気になっていたNesbitの、
絶版になっていた伝記を、数日前に古本で購入、
のんびりと読んでいますが、近所の地名がたくさん出きます。
ついでがあると、Nesbitのゆかりの家を見に行ったり、
近所の風情を再発見して、楽しんでいるところです。
あちこちに、彼女の住んだ家が残ってます。
その報告も、これからぽつぽつ書きたいです!

FCI6.jpg
ママが帰ってきて大喜び・・・この衣装の時代です



それにしても、もう1月も末、
今年に入って、特に何をしたつもりもないのに、時間がたつのは早い!
今年こそ、あれも、これもできますように、と
新年に欲張ってリストを作ったのですが、
どうなることやら。


LibriVoxへのリンク


E.Nesbitのほかの作品の感想

The Story of the Treasure Seekers @LibriVox

The Railway Children @LibriVox

The Enchanted Castle @LibriVox

コメント

はじめまして、Dillさん

はじめまして。Dillさん。
数日前からここへお邪魔させていただいている、ninamaruといいいます。

素晴らしいブログですね。Dillさんが紹介されているどの本も、読みたいと思いました。『秘密の花園』を、さっそくipodにいれました。
それから、LibriVoxのことを詳しく知ることができて、ものすごく感謝しています!ありがとうございます。

また、遊びに来させてください。
Dillさんの読書感想を楽しみにしています。

Re: はじめまして、Dillさん

ninamaruさん、はじめまして。

Karaの秘密の花園ですね、私の一押しです! 
すごく楽しいと思います!

私も、LibriVoxに出会って、毎日の家事のお供が充実して感謝してます。
昔から気になっていたけど、読んだことのなかった古典を、
どんどん聴けて、幸せな気分です。
その楽しさが、多くの方に届くと、なおうれしいです!


> はじめまして。Dillさん。
> 数日前からここへお邪魔させていただいている、ninamaruといいいます。
>
> 素晴らしいブログですね。Dillさんが紹介されているどの本も、読みたいと思いました。『秘密の花園』を、さっそくipodにいれました。
> それから、LibriVoxのことを詳しく知ることができて、ものすごく感謝しています!ありがとうございます。
>
> また、遊びに来させてください。
> Dillさんの読書感想を楽しみにしています。

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Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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