英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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LibriVoxの昔話めぐりも、イギリスにやってきました。
フランスのペローやドイツのグリムに刺激をうけて、
イギリスにだってFairy Taleはあるよ、と1890年に出版された本です。



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ブリテン島は、その昔は深い森にびっしり覆われていて、
森の闇の中に、小人(elf)や大男 (ogre)、ゴブリンたちが
あちこちに隠れ住んでいたそうです。
森の奥のどこかには、イギリスのヒーロー、アーサー王が
王宮をかまえ、魔法使いや、円卓の騎士たちが仕えていました。


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Arthur Rackham


こんなイギリスの昔話は、古くからいろいろな形で書き残されてきましたが、
オーストラリア生まれで、イギリスの大学で学び、やがてアメリカに移住する
Joseph Jacobsが1890年、大英帝国の最盛期にまとめた本がこれです。
これは黙ってよむための本じゃない、
声に出して読んで、小さい子たちと楽しむ本です。
とはJoseph Jacobsの紹介です。
彼自身も、子どもに語り聞かせて、どんな反応をしてくれるか
試しながら、この本をまとめたそうです。


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Warwick Goble




全編44話を朗読してくださっているのは、
Joy Chanさん、きっぱりとわかりやすい朗読です。
アーサー王の伝説(7時間弱)もソロで読んでいらっしゃるので、
イギリスの伝説や昔話が特に好きなのかな?
キリスト教にまつわる本も、いくつか朗読されているようです。
彼女のブログをのぞいていたら、日本語を勉強していて、日本にも行きたいとか。

どの話しもとりどりに面白いのですが、
やさしめで、イギリスらしい物語を5つ選んでみました。



11 – Cap o’ Rushes – 00:08:48


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父親に追い出された親思いの末娘が、
幸せをつかむまでの物語。
荒れ野で細い葉のRushでケープとコートを編んで、
素性を隠して、お館で働きます。




12 – Teeny-tiny – 00:03:02

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“ちっちゃい、ちっちゃい”おばあさんをめぐる言葉遊びの物語。
ちっちゃい子どもに読んであげたら、きっと、
ちっちゃいって音が好きになるだろうな、と思います。
これってじつは、実話から生まれた怪談なんですって。
訳もぐっと怖いえびさんの記事、読んでみてくださいね。(ここ



13 – Jack and the Beanstalk – 00:15:08

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Walter Crane


イギリスで一番多い男の子の名前って、Jackなんです。
13年連続一位の圧倒的人気だそうです。
では、女の子で一番人気の名前はなんでしょうか? 
(答はこのBBCの記事で。グラフつきで面白いです)
去年ロンドンで生まれた男の子の名前で一番多かったのは何だと思います?
(びっくりな答えは、こちらイギリスの新聞で)
脱線しました・・・・

よく知られたこの話し、イギリスの鬼退治みたいなものかな。
“Fee-fi-fo-fum!“ っていうのは、シェークスピアにもでてくる
英語の有名な決まり文句で、この響きが好き。



15 – The Master and His Pupil – 00:05:11

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短いけど、妙に印象に残るお話し。
厳しい老師がいないすきに、魔術をためしてみたくなる、
いたずら弟子の気持ちは、よくわかる。
これって、きっとディズニーの古典、Fantasiaのもとですよね。
この短い話から、あの詩情を作ってしまうのだから、
ディズニーは天才だなぁ。




久しぶりに見たけど、やっぱりすごいと思いました。



28 – Johnny-Cake – 00:05:39

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オーブンから逃げ出したクッキーが、
走って、走って、走る話しです。
このお話しでは、元気のいいJohnny-Cakeの
逃げながらのせりふが、小気味いい。
リズムが楽しいです。

主人公のJohnny-Cakeは、とうもろこしの粉を
水で溶いて塩味で焼いた、保存食みたいなものらしいです。
メキシコのタコスに近いのかも・・・

イギリスでは、しょうがの香る甘いクッキー
ジンジャーブレッドが逃げる話も有名です。
Gingerbread BoyはイギリスのBakeryに必ずありますよね。

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日本の絵本ではロシア民話の「おだんごぱん」の方が有名かな。

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テキストについて

Gutenbergのテキストはこちら
JacobsのテキストのにJohn Batten (1871-1932)のイラストがついた本がここでデジタルで公開されています。この記事につかったのは、Battenのイラストです。

女流作家のFlora Annie Steel (1847-1929)のまとめた、English Fairy TaleはArthur Rackhamの抜群に素敵なイラストがついています。 (ここ) 残念ながら、まだLibriVoxには朗読が登場していませんが、石井桃子さんも評価されている魅力的な本です。 

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Arthur Rackham



Audio Bookのダウンロードの仕方:

まず、LibriVoxのこのページに行き、
欲しいファイル名を右クリックします。

特定の章だけをダウンロードする場合
欲しい章の好きなサイズのファイルを右クリック
(真ん中のmp3@128kbps が一番音質がいいです)

全ての物語をダウンロードする場合
説明のすぐ下のZip file of the entire book (161 MB)を右クリック 

右クリックで、「対象をファイルに保存」を選ぶと、
ちょっとしてファイルを保存する場所を確認してきます。
保存したい場所を選んで、「保存」ボタンを押せば
ダウンロードが始まります。
保存が完了したら
「閉じる」ボタンを押して、「保存」は終わりです。

保存したファイルに行って、
そのファイルを右クリックして「再生」ボタンを押すと、
PC上で聞くことができます。
(物語全部を保存した場合は、まず右クリックで展開する必要があります)

イヤホンのついたプレーヤーに、
データをコピーすることもできます。

ではHappy Listening!

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コメント

Joseph Jacobsのフェアリー・テールズいいですよね!私のハンドルネームもここから来てます。^^;

>このお話しでは、元気のいいJohnny-Cakeの
逃げながらのせりふが、小気味いい。
リズムが楽しいです。

本当におっしゃる通りで、この部分は読むんじゃなくって音で聞いて楽しむところですよね。

私は自分のハンドルネームを英語版「およげたいやきくん」というように説明してます。

イギリスでの人気ある名前ですが、ロンドンの去年の男子一位にびっくりです。

Re: タイトルなし

Johnnycake さん、おはようございます。

> 私のハンドルネームもここから来てます。^^;
わぁ、偶然。 選んでよかった! 
この話し、なんだかいいですよね。

> 「およげたいやきくん」というように説明してます。
そうでしたね、たいやきくんも逃げ出すんでしたね。
世界中で、いろんな食べ物が逃げ出す話しがあるのかしら??

> イギリスでの人気ある名前ですが、ロンドンの去年の男子一位にびっくりです。
私もびっくりしました。
娘と息子に、そんなの考えられる??って聴いたら、
そうかもしれない・・・と娘は言ってました。
息子は、僕にはこの名前の友達いないけどなぁ、と不思議がっていました。
今ロンドンは、どんどん変わっているのかも。

今月は参加できそうです(^u^)
早速いくつかダウンロードしてmp3に落としました。Teeny-tiny にそんなお話があったとは・・。リズム感もあって、ちょっぴりナンセンスな怖さを以前から楽しみましたが、今回、ホントにあった話しという背景を背負って聞くと、怖さ倍増!
知らない話しもありましたので、これから楽しみますね。

引き続き読みます!(聴きます)

娘は言葉遊びに夢中になったんですよ。Teeny-tiny womanでは、あっという間で短いので聴いているのかなって思ったけど、
give me my boneって三回言って、だんだん声が大きくなって、最後はTAKE IT!なんだよ!面白いかったね!と感想を言ってました。(英語で、本を読むと、こういう時だけ、英語をたくさん話してくれます)
give me my bone,,,TAKE IT!のやりとりも何回もしました。
紹介してくれた本のリンクでは、画が見れなかったので、探していると、googleで、ワークブックを発見。
今度挑戦してみようと思ってます。
ジャックと豆の木では、あの Fee-fi-fo-fum! I smell the blood of an Englishman!がやたら気に入って、もう、百回ぐらい唱えています。
意味はなあに?ってしつこく聞いてくるので、インターネットを使ったりして、何回も説明したりしてます。
本もすぐに入手したんですよ。
これから毎晩読むのが、楽しみです!

Re: タイトルなし

> 今月は参加できそうです(^u^)
うれしいです! 感想をうかがうのが楽しみです。

Teeny-tiny は、じつは深い背景のあるお話なのかもしれませんね。
息子と読んでとても好きだったThe Breadwinner で、アフガニスタンの子どもが
骨を集めて生活費を稼ぐ話しを思い出しました。

私も知らない話しがいぱいあって、楽しかったです。

Re: 引き続き読みます!(聴きます)

昔話って、子どもにはとりわけ楽しいのでしょうねぇ。
ウチでも小さいころは、日本の昔話しをベッドで読んだなぁ、なつかしい。

お話しを聴いたあとも、いろいろふくらませて楽しんでらっしゃるのですね。
有名なお話しだから、ワークブックもあるのですね。

Fee-fi-fo-fum! I smell the blood of an Englishmanは私も好き。
ぞくぞくしますよね。 
ジャックと豆の樹ってこんなにおもしろかったんだ、と再発見でした。
お嬢さんにもどうぞよろしく!

昔話

Cap o’ Rushes はなんとなくリア王を思い出させるお話ですね。でもこちらはハッピーエンドで何より。色々と突っ込みたくなるところはありますが、これが、昔話。素直に聞いて、読んで楽しみたい一話でした。”Cap o’ Rushes”の響きがなんとなく好き!
”Gingerbread”は知っていましたが、”Johnny-Cake ”と言うのは今回初めて知りました。イギリスではこういう名前になるのですね。人をばかにして逃げていく口上が面白くて、つい一緒に言いたくなってしまいます(笑)とてもリズムがあって乗りがよく、これぞAudio Bookならでは・・・って感じですよね。
”Fee-fi-fo-fum,
I smell the blood of an Englishman,
Be he alive, or be he dead
I'll have his bones to grind my bread.”のくだりは今度、こちらの集まりでも使わせて頂きますね。ちょっとおどろおどろしい熟女の声で楽しめそうです。
"The Strange Visitor" というものも聞いてみたのですが、繰り返しのリズムで、それはそれで耳に親しみやすいのですが、ちょっと不気味な話で最後の一言"For you!"が妙に怖いのです。

Re: 昔話

PBさん、こんにちは。

Cap o’ Rushes って確かにリア王に似てますね! 
もしかしたら、シェークスピアがこの系統の物語を知っていたのかもしれませんね?
マクベスの魔女もそうだけど、彼は、イギリスの風土記みたいなものを、
取り入れてるような気がしますものね。
私もこの名前が、エキゾチックだなぁ、と耳で聴きながら思ったけど、
こういう意味だとは、目で見るまでわかりませんでした。

”Johnny-Cake ”は調子よく読んでくれてるな、と私も思いました。
この調子のよさは、ネイティブに読んでもらうとまた、格別いいなぁ、とも。

”Fee-fi-fo-fum, 私は、マザーグースのCDで初めて聴いて、
それいらいなんだか、好きです。この言葉のぞくぞくする感じ。
PBさんのグループのみなさんがいろんなトーンで言って楽しむ様子、
想像するだけで面白そう!
ジャックと豆の樹って、けっこう怖くておもしろいなぁ、と再発見した気分でした。

"The Strange Visitor" 聴いてみました。 うん、妙に怖いって、私も感じました♪

1周年ですね!おめでとうございます!

もつこです。

去年の10月に始まったDillさんのAudio Book Club、1周年ですね!
1周年、おめでとうございます!!

お忙しい中、お話そのものの紹介だけでなく、いつも素敵なイラスト画像や周辺情報、サイド情報満載で、ひきつけられます!
それに私にとっては、本当におかげさまでで普通の本読みとLibreVoxの聴き読みで、長編の本でも同時に2種類楽しめるようになって大変重宝しています。
いつもいい本のご紹介、ありがとうございます!

今月のお話も聴きました。確かにほとんどが「声に出して読む」ための本ですね!
耳できいて調子のよいものばかり。

一番はやっぱりJohnny Cakeかな。
繰り返しが楽しいですね!最後のギャフンは昔話のお約束!というかんじ。
それにしてもJonny-Cakeという言い方はぜんぜんしりませんでした。解説がしてもらってよかったです。

Teeny-tinyは以前から絵本でよく見て知っていました。
絵もいろんなバージョンがあるみたいです。
もちろん、日本語版もあって、たしか ちっちゃいちっちゃいおばさん とかいう感じだったと思います。
これはわりとあっさりした朗読だったので、私としては、
この話はもうちょっと こわーく(特に最後のほうはもうちょっとゆっくりめで)読んでほしかったかなー!

ジャックとマメの木にでてくるような大男はorgeというのですねー。
elfもgoblinも知ってたけどorgeは知りませんでした。
それにしてもジャックはちょっとgreedy!とおもってしまいました。
だって、金をうむガチョウだけでも十分なのにさらにまだ何か盗みにいくなんてー。
orgeは別に何も悪いことしてないのに、どろぼうして悪いのは
ほんとはジャックのほうなのに、死んじゃってちょっと気の毒。。
子どもの時は素直に、ジャックが助かってよかったー、と思ってたのに
大人だとついついこんなこと考えてしまいます(笑)。

でもJackなんていう昔からある名前が今も一番人気の名前なんて、びっくりしました。
記事も読みましたが、けっこうオーソドックスな名前ばかりですよね。
日本の名前の流行なんて、ほんとにはやりすたりが激しくって、時代どころか
毎年どんどん人気の名前ランキングは男女ともいれかわるのに
イギリスはそういうことがなくて、なんだか、いいなー、と思いました。

ところで、今は以前ブッククラブではないけれどご紹介のあった、シャーロックホームズ短編集を聴いています。
また、My Sister's keeperは図書館に本の予約をいれて、そのうち読むつもりです。
Emmaも知らなかったし、ラブコメディということでおもしろそうなのでダウンロードしてみました。
長そうですが、ぜひ聞いてみたいとおもいます。

それではまた!

Re: 1周年ですね!おめでとうございます!

もつこさん、こんにちは。

一周年とは、おどろきです。時間って、早いですね。

さっそく、お礼の記事を書いたところです。
もつこさんには、たくさん、うれしいコメントをいただきました。
ありがとうございます!


> 一番はやっぱりJohnny Cakeかな。
> 繰り返しが楽しいですね!最後のギャフンは昔話のお約束!というかんじ。

私、おだんごぱんの絵本が好きでした。
ちょっと間の抜けたような絵に、すっかり親しみがわくほど、
子どもに何度も読みました。 
あれ、また会いましたね、
という気分でAudio Bookを聴きました(笑)。

> ジャックとマメの木にでてくるような大男はorgeというのですねー。
> elfもgoblinも知ってたけどorgeは知りませんでした。


はは、本当にJackは間が抜けているし、欲張りだし、
あんまりさっそうとしてませんねぇ。
それに、確かに、大男は、災難続きで、気の毒です。

英語の名前って、実はあんまりバラエティがないらしいですよ。
新しい名前も、外来語以外では、ほとんどないんだそうです。

その点、日本では言葉の響きの美しさや、漢字の字面のよさをもとめて、
どんどん新しい名前が生まれますよね。
ただ、英語書きにすると、Kayoko, Kumiko, Keiko, とそっくりな字がならんで、
名前の区別がつかない、とよく言われます。
確かに、漢字では気分が違う名前が、ローマ字にするとそっくり(笑)


> シャーロックホームズ短編集を聴いています。
ちょっと渋めのお勧めですが、アルセーヌルパンの英訳がLibriVoxにあって、
キザで、しゃれもので、レトロで、面白かったです。
どなたかにもお勧めした記憶があるのですが、
シャーロックホームズとあわせて聴くと、なかなかいいです。

> Emmaも知らなかったし、ラブコメディということでおもしろそうなのでダウンロードしてみました。
Audio Bookはまだ中盤なのですが、
ドラマを見始めました。 たのしいです。
いつかNHKでも、日本で放映してくれるといいですね。
素敵なお屋敷、パフスリーブのロマンチックなお嬢様方、とてもイングリッシュで、
目を楽しませくれる、楽しいドラマだと思いました。

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Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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