英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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久しぶりの自由な時間、話題の長編ミステリーを聴きました。
あちらこちらでこのTattooの女性の表紙をみかけていたので、気になってました。


dragon-tattoo.jpg


Mikael Blomkwist は有能な社会派ジャーナリストですが、悪徳企業家のわなにはまり、名誉既存で有罪、入獄するはめになります。信用も財産も危機的なMikael に、丸一年かけてBlomkwist財閥の長老の伝記を書く話しがもちこまれます。 
すでに80歳をすぎ、死期を予感する前CEOのHenrik Vanger は、伝記を書くのは口実、1960年代に失踪したまま行方が知れない、娘同様の姪がどうなったか、死ぬ前にどうしても知りたいとMikaelに説明します。彼女が誰かに殺されたと信じるHenrikは、犯人を突き止めてほしい、そのためには金は惜しまないと、断りきれないような好条件を提示しました。
しぶしぶながら契約を結んだMikaelは、Blomkwist財閥の一族が固まって住む、田舎の島に移り住み、さっそく家族の昔を洗いはじめます。

一方、やせすぎの体にピアスと刺青が目立ち、皮のジャンパーでバイクを乗り回すLisbeth Salanderは、警備・調査会社で舌を巻くような調査をするフリーランスの若き女性。 社会と折り合うことを拒みトラブルメーカーとして裁判所に登録された彼女の弱い立場に付け込む者には、一人きりで緻密な計画をたて、徹底的に戦う、孤独で強い自我をもっています。 
Blomkwist一家の恐ろしい過去をあばきつつあるMikaelにLisbethが助手として加わったところで、いよいよ思いもよらぬ闇の犯罪が表れてきます。

スウェーデン作家、Stieg Larssonによって書かれた3部作、英訳はアメリカ、イギリスでもベストセラーだそうです。 北欧スウェーデンと言えば、イギリスBBCのテレビシリーズになったWallander 警部に去年の冬にはまったばっかり(そのときの記事はここ)。 この国の冬の厳しい寒さと、福祉やデザインの国のイメージとは裏腹な暴力的な犯罪の発生に、また引き込まれてしまいました。


このスウェーデンを舞台に、とびきり仕事ができて、人付き合いがうまく、女性をひきつけるくせに、妙に誠実なMikaelと、孤独で針金のように鋭く冷たいLisbethの2人の魅力が際立ってます。 マフィア企業や、サディストによる女性への暴力、家族内の虐待、連続猟奇殺をからませながらの緻密な展開が、文字通りPage Turnerでした。 う~ん、面白かった。  


ただ、終わってしまうと、ちょっと都合が良すぎないかなぁ、というのも正直な感想。 
私としては、多くの女性が犠牲になった猟奇殺人の処分が、どうにも、納得できない。 もうひとつ、コンピュータが隅々まで浸み込む時代、この情報収集のやり方は、目的が正しければ、いいのか? 
まあ、ミステリにモラルを持ち込むのはやぼなんだろうな。

ストーリーは面白いし、長い分だけ複雑な展開で、謎解きとサイコスリラをいっしょに楽しめました。
秋の夜長にちょうどいい感じ。 
MikaelとLisbethのこれからにも興味があるし、さっそく次作を図書館に予約しました。

dragon-tatoo2.jpg
朗読しているSaul Reichlin


Audio Bookはやや渋めの声のイギリス人俳優の朗読で、ゆっくり目で丁寧な発声が、聴きやすいと思いました。
耳から入る聞きなれないスウェーデンの人名が、ちょっと覚えづらくて混乱しましたが、その響きがかえって味がありました。
CDで17枚、なかなかの長編です。

ちなみに作者のStieg Larssonはこのベストセラーの3部作の出版前に、50歳の若さで突然なくなりました。 彼のパソコンの中には4作目の構想もあったそうです。

コメント

The girl with the dragon tatoo

すごく面白そうですね。ミステリはあまり挑戦したことないけど、いつか読めたらいいな。
私も、裸身にタツゥーの表紙に惹かれて、金原ひとみ作のSnakes & Earrings を購入して、読んだことがあります。日本語では、蛇とピアスで、芥川受賞作です。お父様は、児童文学の翻訳家です。図書館で手に取ってみたけど、途中で、とても読めなくなってリタイヤして、(気持ち的に)英語に訳されているのを、旅先で手にして、一気に読むことができました。
日本語が読めなくて、英語なら読めるっていうのも、変なんですが、、、
Dillさんのブログを最近読み始めたばかりで、本当に全然追いつかないけど、私の持っている本、読んだ本も結構あって、びっくりしています。
夜寝る前に、一気に娘と本を読んでいるので、疲れて一緒に寝ることも多いけど、大人の本も最近がんばって読んでます。
今は、Pride and Prejudice の簡略版を読んでます。娘とは、Peter Rabbitを毎晩、一話ずつ読んでます。Libroで聴いて、後で、持っている本を声に出して一緒に読んだりしています。
毎日がすごく楽しくなりました。また、感想を書いときますね。

Re: The girl with the dragon tatoo

mellovemaさん、こんにちは。

金原ひとみさんの本、受賞された時の報道を興味をもって見ました。 ただ、日本の本を話題作を読む機会がなくて、読んでないんですよ。 
絶対大好きとわかっていれば日本から取り寄せても読もうということもあるのですが、自分の味とは違うかな、という本は図書館でもないと、なかなか手がだせないんです。
もともと私が英語の本を読もうと思ったのは、日本の本を取り寄せて私の活字欲を満たしていたら、破産しちゃう、というのが切実な動機だったし(笑)。 

好きな本が共通しているなんてうれしいです。 ぜひ本の感想をいろいろ聞かせてくださいね。  
私もそろそろJane AustenのEmmaあたりを聴こうかな、なんて思い始めてます。 

Beatrix Potterの絵本をお嬢さんと楽しんでいらっしゃるなんて、素敵ですねぇ! 私は子ども時代にこの本を開いた覚えがなくて、ちょっと残念なのですが、開くたびにいい本だな、と思います。  
うちは娘が小さいときに、この絵本シリーズの遊びから、ドールハウスをまねて樹の家を作って、シルバニアのリスやウサギを住ませて、散々遊びました。 ツタのつるでかごを編んで、どんぐりを集めたり、小枝でテーブルや椅子を作ったり、娘にいっしょに遊んでもらったのが懐かしいです。 15歳の娘は、もう遊んでくれないですもの(笑)。



Dillさん、お久しぶりです。

私もこの本はとても気になっていて、Audibleのクレジットで買おうと思っています。たくさんダウンロードしてあると、つい寸暇を惜しんで聴いてしまうので、1ヶ月くらいしてからダウンロードするつもりです。

少し前まではどんな内容、どんな録音でも興味を持って聴けたのですが、最近は耳がぜいたくになって(?)しまって、途中で興味がもてなくて聴き続けられない作品があります。

ところで、米国Audibleでは今、「はずせないThriller25作品」というのをやっていて、クレジットで買うときの参考にしようと思っているのですが、以前やっていた「はずせないMystery25作品」にThe Girl with the Dragon Tatooが入っていました。英国版とは本の表紙も違うので朗読者が異なるかもしれません。

クレジットを使用して買おうとは思っていたのですが、Dillさんが取り上げてくださったので安心して買うことができます!

Re: タイトルなし

sunsetさん、
ええ、この本のAudio Bookお勧めします。 スェーデンという舞台もなかな魅力的でしたよ!
Audibleでは確か2-3違う朗読者の作品があったと思うので、アメリカ英語で聴くとまた違う味なのかもしれませんね。 朗読は、朗読者によってずいぶん感じが違うから、それも楽しいですね。

はずせないスリラー25作ですか、それはいいですねぇ。 Audibleをのぞいても、見つからなかったのですが、どこにあるのかしら?もう紹介は終わってしまったのかしら。。。このごろあんまり熱心に新刊探しをしていないので、ちょっと新しい作品を聴いてみたいと思っていたところでした。

今は、Emmaをちょっと聴き始めています。 15時間だそうで、終わりまで聴けるか、まだわからないのですが。 途中でほうりっぱなしの作品もあるし、とっくにやめたAudibleで買ってまだ聴いていない本もあるし、時間がもっとほしいな、というところですね。

Thriller25作品

米国Audibleの一番上部分にバナーのような形であります。
25 audible essentials Thriller edition
となっている黒と緑っぽい部分です。
今の時点ではまだあるのですが、私の返信が遅くなってしまったので、Dillさんがご覧になるときにまだあるといいのですが。

Re: Thriller25作品

sunsetさん、見つけました!
会員ログインをしないと現れないようで、久しぶりに会員としてHPをのぞいたら、
ちゃんとありました。
なるほど、いっぱいあるけど、実は知らない本が多いです。
昔は、ミステリーをいっぱい読んでいたけど、このごろはまったくフォローしてませんでした。
どれか聞いてみようかな、と試聴を楽しんでいます。

教えてくださって、ありがとうございました!

よかったです

ログインしないと見えないのですか。
すみません。考えつきもしませんでした。
会員向けの表紙と一般向けの表紙が違うのですね。
でも、見つけてくださってよかったです。

こんばんは。
先日はコメントありがとうございました。
私もこの第1部を読んだ後、同じように思いました。なんか古典的なミステリーに現代科学技術を絡めた話だな、といった感じでした。
でも第2部と第3部はちょっと趣が違います。北欧の地図をあらためて見たほどです(笑)。
だんだん違う場所へ連れてこられた感じです。絶対第2部と第3部の方が面白いですよ。

リウマチばあちゃん さんへ

おはようございます。
昨日図書館から、このシリーズの2巻目のAudio Bookを借りてきたところです!
来週が学校のお休みで、汽車で遠出をするので、
秋の田舎を楽しみながら、聴こうと思っています。

> でも第2部と第3部はちょっと趣が違います。北欧の地図をあらためて見たほどです(笑)。
> だんだん違う場所へ連れてこられた感じです。絶対第2部と第3部の方が面白いですよ。

リウマチばあちゃんさんのレビューを読んで、2・3部面白そうだな、と
期待感を盛り上げていたところです。

北欧って、なかなか魅力的ですよね。
いつか行ってみたいなぁ。 
スウェーデンの刑事ドラマを見ていると、家や内装や、オフィスのトーンが、
イギリスとぜんぜん違って、すっきりして、カッコいいと思います。
バラのファブリックのソファなんて、ぜんぜんないです(笑)。

昨日の朝、外に出たら、車のガラスにしっかり霜が降りていました。
温度計は、2度。 ついに暖房を入れました。
北海道の北も、もう寒いでしょうか。
まだ本調子ではないご様子、どうぞお体に気をつけてお過ごしくださいね。
次の面白い本のレビュー楽しみにしています!

聴きました

本の表紙の印象とはまったく違う内容でした。
最初のほうは、どこがどうつながっていくのかちっともわからなかったのですが、人間関係の糸が絡み合って全体がひとつになっていく感じが面白かったです。
私が聴いたものは、Dillさんが聴かれたものと朗読者が異なるのですが、米国Audibleの作品の朗読もなかなか良かったです。

Re: 聴きました

sunsetさん、コメントありがとうございます。

私もsunsetさんの記事を読んで、うなずいてしまいました。
この本はスウェーデン語の響きが異国情緒を誘うのですが、覚えるのが難しかったです、私も。
それに、会話ではFirst Nameで呼び合うのに、地の文は姓で語られるので、その一致もなかなか(笑)。

Audio Bookって、朗読者によって、ずいぶん雰囲気が変わるのでしょうね。
アメリカ英語で話すMikael も聴いてみたいなぁ。

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Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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