英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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図書館でJacqueline Wilsonをインタビューした薄い本を見つけたので、彼女のことを知りたくて、読みました。イギリスで、女の子に今一番人気の作家です。




 

多くのイギリスの女の子にとって、本との長い付き合いの最初の何年かに、Jacqueline Wilsonと出会い、彼女のごくやさしい本から、Teen向けの本へと、読書の伴走をしてもらうと思います。今13歳の我が家の娘も、6歳ぐらいから10歳過ぎになるまで、Jacqueline Wilsonに夢中になり 新しいPaperbackが出るたびに買ったものでした。娘にとって、初めての「本らしい本」との出会いから、Boyfriendの見つけ方のマニュアルになる(???)Teen小説まで、いつもJacqueline Wilsonの本が最初の橋渡し役でした。




イギリスでは何度も「図書館で一番多く借りられた作家」の栄誉に輝く人気作家ですので、彼女をたびたびテレビでも見かけます。ごく短い銀髪ヘアスタイルにじゃらじゃらアクセサリーとカラフルな服装で、ゆっくりと、でも、はっきりと語る、印象的な女性です。




Jacqueline Wilsonは小さい時から読むことも書くことも好きで、 16歳で学校をやめてすぐ、本を書きはじめ、今でも、いつでもどこでも書いているそうです。1945年生まれ、今までに400万部以上の本が売れています。



JWのストーリーは、ほとんどの場合、主人公が大きな問題を抱え込んでいます。 その原因は、多くの場合親、とりわけママです。 ママは悪い人ではないけれど、人生がうまくいかなくなって、自分では解決できなくなってしまう。


離婚、再婚、Single Mumあたりの問題だと、イギリスの子どもにとって身近な問題です。 イギリスは離婚率も高いし(4割強)や、Single MumTeenage Mumも多いのです。(3分の一の子どもは結婚していない親をもつ)


だけど、家庭内暴力、親に捨てられた子、親の精神的な病を支える子、となると、主人公の生活があまりに追い詰められていて、ここまで大人の問題を子どもに読ませるのがいいのかしら、と、私もよく思ったし、この本のインタビューをしている人も、JWに尋ねます。



JWはまず“Problem”を決めてからストーリーを書くわけではなく、登場人物を書いているうちに“Problem”がはっきりとしてくると言っています。そして、登場人物自身が自分で“Problem” を解決していくのよ、って。


学校でどこかようすのおかしい子は、何か理由があるのだから、そのことをわかって欲しい。学校でいじめられたり、元気のない子がいたら、その子の気持ちをおもいやって、そばに行ってあげる子になって欲しい、そういう気持ちで書いているそうです。 



JWは娘さんととりわけ仲良しで、成人となった今でも何時間も電話で話すし、娘さんが小さい時は、スーパーで買い物をしながら、2人で想像上の人になって、ごっこ遊びをしながら買い物をしたり、いつも新しい遊びを考えついたそうです。(彼女の本の主人公のMumたちも、娘と仲良しの、個性的で面白い人が多いですよね。失敗もたくさんするけど、毎日の生活を楽しむ工夫をいっぱいしてる。)。



インタビューの中で一番印象に残ったのは、子どもたちへの愛情のこもった興味です。


読者の少女たちからのファンレターについて彼女はこう書いています。毎日たくさんの(200-300通と他のインタビューにありました)手紙をもらうので、他の人に手伝ってもらうとか、印刷した返事を送ろうとしたこともあるけれど、今では自分で全て読んでいる;


……really the letters are so touching, so extraordinary, so unpredictable and so funny, that I really do think that each child deserves a proper reply.


この文だと、すべての手紙に返事も書いているということでしょうか。。。。。手紙を通して子どもたちと知り合うことを楽しんでいなければ、毎日続かないですよね。



娘やその友達にJacqueline Wilsonが好きな理由を聞くと、よくNot Boringだからと言われました。 学校で読まなくちゃいけない本は、つまんないのが多くて。。。とも。確かに、JWは、短くて具体的な描写で、ぱっと場面を描くのがとても上手。 「そうそう!あるある!」って状況が分かってしまうし、主人公の語りかけや、会話で話が進むから、勢いよくポップコーンがはじけるように、物語の世界にリズムよく引き込まれていく、そんな気がします。



このインタビューの本を読み終わった後、思いついて子どもたちの本棚の整理をしてJWの本を取り出してみました。全部で30冊以上、一番新しいのは2004年末のMidnightで、その後は買って欲しいとせがまれなくなったので、読んでいません。新しいJWの本を読もうかなっと、と時々図書館のJWのコーナーを覗きますが、おいてあったためしがありません。図書館で一番借りられている作家ですから、いつも貸し出し中ですよね。


 


これから時々Jacqualine Wilsonの本を読み直してみようかな、と思いました。


コメント

育ってきたその時々で熱中して読む本ってありますよね。娘さんの年代のイギリスの女の子達に人気No.1はJWなんですね。
そういえば私が小学生の頃は「名探偵シャーロック・ホームズ」や「怪盗ルパン」などを夢中になって読んでいたなぁ、と思い出しました。子供の時から謎解きっぽいものが好きだったんだなぁ、と。
私って変な女の子でした。

Dillさんのブログをリンクさせて頂きますね。よろしかったでしょうか。これからもよろしくね。

Jacqueline Wilsonて今まで読んだことないのですが、Dillさんのお話を伺っていてぜひ読んでみたくなりました。娘さんは30冊!も読んだのですか!
すごーい。やっぱり本好きのお母様あってこそですよね。うちはまだ子供はいませんが、親子で同じ本を読めるなんて、ちょっと憧れます。
リンクありがとうございます。Blog Peopleというのでリンクを作っておくと更新すると教えてくれますよ。便利なので、ご参考までに。

リウマチばあちゃんさん、

小学校時代に夢中になった本って、その後の読書人生(?)を左右しますよね。私もルパンにホームズに、明智探偵の全集に読みふけったのを覚えてます。
イギリスに来て不思議に思ったのは、シャーロックホームズやクリスティーの子ども向けの本って見当たらないんですよ。娘が日本の青い鳥文庫で読んで、もっと読みたがったので探したのですが見つかりませんでした。日本では、今でも子どもに人気なのに、イギリスの子は興味ないのかなぁ。
そうそう、Ian Rankins、ちょっと調子が出てきました。この週末にアイロンがけをしながら、ずっと聴いてました。佳境に入って面白いです。
リンクありがとうございます。うれしいです。私も、Hazelさんの教えてくださった方法↓を研究してみますので、その後リンクさせてくださいね。

Hazelさん、

JWって、すいすい読めるのに、個性的で、実力のある作家だなぁ、と感心してしまいます。お母さんや先生の間では、扱う問題がちょっとタブロイド的(?)に深刻なこともあり、好き嫌いがあるけど、私は彼女の作品が好きです。
今度、好きな作品をいくつか読み直して、感想を書いてみようかなと思っています。
リンクの件、教えてくださってありがとうございます。ちょっと研究してみます。

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Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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