英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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アメリカの男の子の永遠のヒーロー、トム・ソーヤ。
一度も読んだことがなかったけど、すごく面白い。
冒険だけじゃなくて、かわいい恋もあって、今まで読まなかったのが残念。

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トム・ソーヤは10歳ぐらいの男の子で、母親は亡くなり、叔母さんに育てられています。 英語の紹介ではよくMischiefな男の子と書かれているけど、悪気は全然なくて、かわいい男の子なんです。ただ、気持ちがはやって、思ったままに行動してしまうだけ。

まずは、10歳の男の子がこんなにのびのび自由に動きまわれるなんて、うらやましい。
家出をしてミシシッピ川の小島で海賊のつもりで暮らしたり、夜中の墓地にマジックをしかけに行ってとんでもないものを目撃したり、洞窟を探検して命からがらの目にあったり。

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1876年にアメリカで出版された本ですが、作者は30年前の自分の子ども時代の、彼自身や友人に本当にあった出来事を書いていると言っています。 1850年ごろのアメリカの子どもって、こんなに自由に動き回れたのかなぁ。 学校の規則や、教会のモラルや、村の人の目はちょっと窮屈そうだけど、大人の目を離れて、子どもだけの世界に出て行くと、本当に自由きまま。それに、登場する大人は、窮屈そうなとこもあるけど、心の底は暖かくて、何度もTomにはらはらさせられても、彼を可愛がっている。
今、13歳の息子を見てると、自由に動き回れる世界は本当に限られている。 イギリスは特に、11歳まで外の一人歩きも、子どもだけの留守番さえさせてはいけない、という社会になってしまって、いつも親の監視のもとで、子どもが気の毒なほど。冒険なんてゲームやテーマパークでしか知らないんじゃないかな。 

そして、素朴な恋が、かわいい。 Tomが好きなBeckyもチャーミングだし、無謀だけど思いやりのあるTomに惹かれる彼女の気持ちもわかるなぁ。
同じころのアメリカ大陸の田舎の、ごく普通の子どもといえば、カナダの赤毛のアンを思い出すし、村の学校や教会の様子は似ているけど(20年ぐらい違うのかな?)、物語の価値観が全然ちがうのです! モンゴメリーがTomに会ったら、どう表現するんだろう(?? )

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朗読は声の表情が豊かで上手な男性の方のソロです。トム・ソーヤの作者であるマーク・トゥエインの作品をたくさん読んでくださっているので、きっと少年時代にTom Sawyerに夢中だったのでしょうね。
朗読のスピードは、けっこう速いです。 テンポよく進む物語や、こどもたちのはらはらした冒険に、やや早口の朗読があっていると思うけど、ちょっと気持ちがそれると、雑音の流れになってしまうことがありました。

本を見ながら聴くとしたら、ぜひこの本を。
この記事のイラストもこの本から取ったのですが、雰囲気のある線画がすごく素敵で、うっとりです。130年前のアメリカの匂いがするような気がします。

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Tom Sawyerの冒険に続く、Huckleberry Finn の冒険をはじめ、マーク・トゥエインの作品はLibriVoxにたくさん入っています。The Adventures of Huckleberry FinnはTomの親友Huckが逃亡した奴隷のJimとミシシッピー川を旅する話しのようですが、LibriVoxには3つのバーションが登録されているので、きっとトム・ソーヤの冒険以上に、アメリカの少年と、元少年たちに愛されている物語なのだと思います。
これもさっそくダウンロードして、夏のいつか聴いてみようと思います。

それにしても、いつものことながら、全く無料でこれだけたくさんの素晴らしい古典を聴かせてもらえるLibriVoxは素晴らしいプロジェクトです。 ボランティアの方に心から感謝しています。


LibriVoxへのリンク
The Adventures of Tom Sawyer
John Greenmanさんのソロです。


Adventures of Huckleberry Finn
(アンなどでおなじみ、ゆったりわかりやすく読んでくれるAnnie Colemanさんのソロ。 これはきっと聴きやすくて素敵です)

Adventures of Huckleberry Finn Version2
Mark F. Smithさんによる、男性のソロもあります。


Twain, Markの作品 65作品(2009年4月)


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*おまけ*

gooランキングで、「子どものころに胸をときめかせた冒険小説ランキング」を見つけたのですが、トップ10のうち、ピッピ以外は全部LibriVoxに入っています。
この夏はLibriVoxで冒険三昧してみようかなぁ。

No1   トム・ソーヤーの冒険         マーク・トウェイン
No2   十五少年漂流記           ジュール・ヴェルヌ
No3  ロビンソン・クルーソー        ダニエル・デフォー
No4   宝島                  ロバート・ルイス・スティーヴンソン
No5 海底二万里/海底二万マイル   ジュール・ヴェルヌ
No6 ドリトル先生              ヒュー・ロフティング
No7 八十日間世界一周          ジュール・ヴェルヌ
No8 ニルスのふしぎな旅          セルマ・ラーゲルレーヴ
No9 長くつ下のピッピ           アストリッド・リンドグレーン
No10  タイム・マシン             H・G・ウェルズ

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Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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