英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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9月に入って、ずっとHarry Potterのオーディオブックを聴いています。
なんとなく読み損なっていたこのシリーズ、
7冊まとめて初見で聴くのは、すごく贅沢な楽しみ方。

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このシリーズはイギリス英語とアメリカ英語、2つのAudio Bookが出ていますが、
私はStephen Fryが朗読しているイギリス版で聴いてます。

抜群にうまい!
Stephenは声の職人だな。



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彼の朗読は、全体としては、ゆっくりめで、きっぱりした声で聴きやすい。
登場人物ごとに使いわける声音が、一人で演じているとは思えないほど多彩。
5冊目の不死鳥で79人の声を演じ分けたと書いてあったけど、
その使い分けをStephenが楽しんで作っているのを感じます。

たとえば、留学生で絶世の美女のFleurは、ごつごつしたフランス語訛りを話して、
美貌と言葉の落差が、なんともおかしいし、不思議な性格を伝えてる。
声音が印象的なのは、Severus Snape。
あのねっとりした声の性格は、どうすれば表現できるのだろう?


息子や娘の、友達についてのおしゃべりを聞いていると、
イギリスの社会は、英語の訛りやアクセントにとても敏感。
友達に東ヨーロッパやアジア出身の家族もいれば、
ロンドン訛りやスコットランド訛りの家族もいて、
その訛った英語を真似るのは、仲間うちのお馴染みの遊びのようです。
TVのコメディーを見ても、英語の物まねに観客の反応はとてもいいし。

話し方、なまり、アクセントで、人の性格までも表現する、という
イギリス人の伝統芸を極めた朗読だと思いました。

Stephenは、イギリス人で、作家、脚本家、コメディアン、として
若くして注目を浴び、ずっと一線で活躍しているそうです。
英語の言葉のプロであり、ずっと言葉で遊んできた人だから
こんなに、聴きやすくて、豊かな色彩があり、
しかもどこかユーモラスな朗読を作り出しているんだな、
と思いました。

ハリーポターシリーズの物語については、散々語られていますが、
私はこの物語に色濃く出ている、
イギリスの伝統的なシニア・スクールの雰囲気が特に面白かったです。
うちの子がちょうどシニアの2年と4年、
登場人物が巻を追って成長する様子と、ダブっているせいだと思います。

Hogwartsの雰囲気は、今もあるイートン校とかラグビー校に重なって、
イギリスの田舎のどこかにありそうな、既視感がありました。
去年、息子のスポーツの試合で何度かイートン校に行って、
黒いフロックコートの学生の歩くイートンの街に、ほほっー、と感心したところです。
この物語を聞きながら、その雰囲気が蘇ってきました。

Eaton Chapel
Eton CollegeのHPより


Hogwartsの先生と生徒の関係や言葉遣いや、生徒の学校生活の細々した様子にも、
伝統や格式にこだわりのあるイギリスの学校らしさが、よく出ています。

Stephen Fryはロンドンの裕福な家庭に育ち、
パブリックスクール(伝統的な私立シニアスクール)で学んで
オックスフォードで英語を学んだとか。
Hogwarts の世界は、彼自身の学生時代とも重なるものが多いだろうな、と思います。

実はこの秋に、ちょっと時間をかけて大掃除をしなくちゃと思っていました。
そのお供にしようと、Harry Potterをまとめて聴こうと思い立ちました。
初夏にまとめて図書館で、Harry Potter 全シリーズのAudio Bookを予約し、
届いた順に、CDを一枚づつiPodに入れて聴いてます(手順はこちら)。

おもしろくて、どんどん先を聴きたいので、
大掃除も、料理も、洗濯も、ついでにあれもこれもしたくなり、
手仕事がはかどり、それも幸福な気分!

いつものことながら、音で聴くと物語の固有名声が耳に響き、
物語の世界がいっそう立体的に伝わってくるのが好きです。

ハリーポターの朗読は、アメリカ英語版も好評のようですが、
Stephenの朗読は、ハリーの世界のイギリスらしさを
達人の芸で表現している、上出来のAudio Bookだと思いました。

このAudio Book、みなさんにもぜひお勧めと言いたいところですが、
個人で買うには、かなり値段が高いのがたまに傷。
比較的短くて値段もこなれてきた最初の2冊はよしとしても、
後半のAudio Bookは高いですね。
いつか入ればいいな、と日本の図書館でも気長にリクエストしてみるものいいかな、と思いました。


この物語の朗読の世界、全部通して聞くと、125時間近くの旅になります。

Harry Potter and the Philosopher's Stone   CD7枚 8時間強
Harry Potter and the Chamber of Secrets   CD8枚 10時間弱
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban  CD10枚 12時間
Harry Potter and the Goblet of Fire     CD18枚 21時間
Harry Potter and the Order of the Phoenix  CD24枚 27時間ちょい
Harry Potter and the Half-Blood Prince    CD17枚 20時間弱
Harry Potter and the Deathly Hallows  図書館予約中 24時間だそうです

コメント

Stephen Fryの朗読いいですよね~

うちに全部ありますが、何度聞いてもいいです。彼は本当に素晴らしい。このハリーポッターの朗読で何か賞を取ったそうですね。
中でもハグリッドの雰囲気がいいなぁと思います。映画のほうは現在のダンブルドアがちょっときつすぎるのが気にかかっているんですが、この朗読のダンブルドアはイメージ通りで嬉しいです。

リンクありがとうございました^^

図書館にAudio Bookがあるんですねー。
羨ましいです。
聴いてみたいですけど、、、結構なお値段^^;
この前教えていただいたBear HuntのRead Aloudを聴いて以来、無性に良質の英語音声が聴きたいんです。しかも、お勉強じゃなくて、楽しめるやつを。
ちょっとづつ、ハリポタAudio Book揃えてみようかな。

またお勧めがあったら、教えてください。
楽しみにしています!

Johnnycakeさん

こんにちは、

このシリーズ全部もっているんですか? すごい!

そうそう、私もハグリッドもダンブルドアも、いいなぁ、と聴いていました。 特に、6冊目のダンブルドアの声が、いつにもまして優しくて、懐かしい響きがあって、心にしみました。
それにしても、声から人柄のイメージがひろがるって、Fryはすごいですよね。
私は映画は最初しか見ていないのです。 ビデオを借りてきたいとおもっているところです。

リッカ さん

楽しい朗読探しって、手間はかかるけど、宝探しみたいで、おもしろいですよね♪

ぴっちゃんさんとnさんが探さしてリストアップしてくださっている音源に、いいものがあるかもしれませんよ。
どちらも素敵なブログなので、ご紹介しますね。

ぴっちゃんさん:
http://tadoku3.blog83.fc2.com/blog-category-17.html
nさん
http://enjoyspeakingenglish.blog100.fc2.com/blog-category-7.html#144

それから、LibiriVoxは無料なので、まずAudioBookをお試してみるにはお勧めです。特に気に入ったのを、いくつかご紹介したので、よろしければ、「無料で聞く朗読 (7)」をごらんになってみてください!

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Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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