英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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春の詩と言えば、まずこれがうかんできます。
赤毛のアンの最後に出てきたのも、うれしかったです。

Poemsevery.gif


The year's at the spring,
The day's at the morn;
Morning's at seven;
The hillside's dew pearled;
The lark's on the wing;
The snail's on the thorn;
God's in His heaven—
All's right with the world!


Robert Browning.

ここを押して、ぜひ朗読を聴いてみてください.。
詩は音がないと楽しくないですもん!(LibriVox)

2行目のMornはMorningを略していて、
これで、ふわっ、とした音の感じが出ているかな?

Dewは露の玉で、Pearlのように光っている。
Larkはひばりで、on the wingは、飛んでいる様子。

ヨーロッパはとてもカタツムリが多いのです。
春から秋まで、湿気の多い朝にはあちらこちらに這っている。

これは、Browningが1841年に書いた“Pippa Passes”「ピッパが通る」
という詩による劇に登場する、8歳の少女Pippaが口ずさむ詩です。
Browningが住んでいた、北イタリアの村を舞台にしています。

この詩の最後の2行は、欧米ではとりわけよく引用されるようで、
「(いろいろあったけど)神とともに、世界は平穏にすぎゆく」、
というような意味で使われるようです。

アンも大学に行くのをひとまず諦めて、
Avonleaで教えることになり、
その職を譲ってくれたギルバートと仲直りをして、
2人で夕暮れの道を散歩しながら家に帰り、
自分の部屋で、これからの道を夢見ながら、この言葉を口にします。

"`God's in his heaven, all's right with the world,'"
whispered Anne softly.

赤毛のアンの最後のこの引用については、松本侑子さんが、
ここに詳しく説明してくださっています。

この詩は日本では、
上田敏さんの海潮音の名訳でよく知られています。


 春の朝     
ロバアト・ブラウニング

時は春、
日は朝(あした)、
朝(あした)は七時、
片岡(かたをか)に露みちて、
揚雲雀(あげひばり)なのりいで、
蝸牛枝(かたつむりえだ)に這(は)ひ、
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し。

海潮音
上田敏訳詩集(青空文庫)

LibriVoxに入っている子どもの詩集、
Poems Every Child Should Knowにもこの詩が入っています。
(e-Bookはこちら・ Audio Bookはこちら

アメリカで学校の先生をしていたMary E. Burtが、
1904年にまとめた
子どもが楽しめる詩を集めたアンソロジーです。
彼女の教え子に人気のある詩や、
教師仲間のお勧めを集めた詩集です。

この詩集をLibriVoxで読んでいるのは、
Secret Gardenを読んでくれているKaraです。

今、100年前にアメリカの学校で愛唱された詩を聞くと
古い感じがする詩が多いのは否めないけど、
この詩をはじめ、いくつかは今でもよく聴く詩だし、
いくつかは、とても素敵だと思いました。

この詩が入っているKaraの朗読はこちらです。(ちょっと時間がかかります)

このAudio Fileのデータから、
Pippaの朗読の部分だけを切り出してご紹介できると
ハンディなのですが、多分それはいけないと思うので、
このFileに入っている全ての詩を、以下にコピーしておきます。

この詩集の巻頭の部分で、短くてかわいい8つの詩が入っています。
Twinkle, Twinkle, Little Star.も詩として朗読を聴くと、
とてもかわいい、印象深い詩だなぁ、と思いました。

以下Project Gutenbergより引用

PART I.

The Budding Moment


poemsevery2.png




The Arrow and the Song.
"The Arrow and the Song," by Longfellow (1807-82), is placed first in this volume out of respect to a little girl of six years who used to love to recite it to me. She knew many poems, but this was her favourite.

I shot an arrow into the air,
It fell to earth, I knew not where;
For, so swiftly it flew, the sight
Could not follow it in its flight.

I breathed a song into the air,
It fell to earth, I knew not where;
For who has sight so keen and strong
That it can follow the flight of song?

Long, long afterward, in an oak
I found the arrow, still unbroke;
And the song, from beginning to end,
I found again in the heart of a friend.

Henry W. Longfellow.



The Babie.
I found "The Babie" in Stedman's "Anthology." It is placed in this volume by permission of the poet, Jeremiah Eames Rankin, of Cleveland (1828-), because it captured the heart of a ten-year-old boy whose fancy was greatly moved by the two beautiful lines:

"Her face is like an angel's face,
I'm glad she has no wings."

Nae shoon to hide her tiny taes,
Nae stockin' on her feet;
Her supple ankles white as snaw,
Or early blossoms sweet.

Her simple dress o' sprinkled pink,
Her double, dimplit chin,
Her puckered lips, and baumy mou',
With na ane tooth within.

Her een sae like her mither's een,
Twa gentle, liquid things;
Her face is like an angel's face:
We're glad she has nae wings.

Jeremiah Eames Rankin.



Let Dogs Delight to Bark and Bite.
"Let Dogs Delight to Bark and Bite," by Isaac Watts (1674-1748), and "Little Drops of Water," by Ebenezer Cobham Brewer (1810-97), are poems that the world cannot outgrow. Once in the mind, they fasten. They were not born to die.

Let dogs delight to bark and bite,
For God hath made them so;
Let bears and lions growl and fight,
For 'tis their nature too.

But, children, you should never let
Such angry passions rise;
Your little hands were never made
To tear each other's eyes.

Isaac Watts.



Little Things.

Little drops of water,
Little grains of sand,
Make the mighty ocean
And the pleasant land.

Thus the little minutes,
Humble though they be,
Make the mighty ages
Of eternity.

Ebenezer Cobham Brewer.



He Prayeth Best.
These two stanzas, the very heart of that great poem, "The Ancient Mariner," by Samuel Taylor Coleridge (1772-1834), sum up the lesson of this masterpiece—"Insensibility is a crime."

Farewell, farewell! but this I tell
To thee, thou Wedding-Guest!
He prayeth well who loveth well
Both man and bird and beast.

He prayeth best who loveth best
All things, both great and small:
For the dear God who loveth us,
He made and loveth all.

Samuel T. Coleridge.



Twinkle, Twinkle, Little Star.

Twinkle, twinkle, little star!
How I wonder what you are,
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky.

When the glorious sun is set,
When the grass with dew is wet,
Then you show your little light,
Twinkle, twinkle all the night.

In the dark-blue sky you keep,
And often through my curtains peep,
For you never shut your eye,
Till the sun is in the sky.

As your bright and tiny spark
Guides the traveller in the dark,
Though I know not what you are,
Twinkle, twinkle, little star!



Pippa.
"Spring's at the Morn," from "Pippa Passes," by Robert Browning (1812-89), has become a very popular stanza with little folks. "All's right with the world" is a cheerful motto for the nursery and schoolroom.

The year's at the spring,
The day's at the morn;
Morning's at seven;
The hillside's dew pearled;
The lark's on the wing;
The snail's on the thorn;
God's in His heaven—
All's right with the world!

Robert Browning.



The Days of the Month.
"The Days of the Month" is a useful bit of doggerel that we need all through life. It is anonymous.

Thirty days hath September,
April, June, and November;
February has twenty-eight alone.
All the rest have thirty-one,
Excepting leap-year—that's the time
When February's days are twenty-nine.

Old Song.

The Project Gutenberg EBook of Poems Every Child Should Know
Editor: Mary E. Burt 1904

コメント

すべて世はこともなし

Browningのこの詩、私も大好きです。
春一番の詩はやっぱりこれですね!

この詩の訳が読みたくて、去年「海潮音」を買ってしまいました。
カール・ブッセとかベルレーヌとか、他の詩の訳もほんとにいいんですよねー。

そっか、LibriVoxで聴いてみるという手がありましたね。
さっそく聴いてみますー。

Dillさん
今回も素敵なご紹介をして下さって有難うございます。
さっそくLibriVoxで聞いてみました!
仰るように空気のにおいがしてくるようでした。静かな早朝のcanalの道を歩いてみたくなりました。

Dillさんは紹介なさっているテーマをいつも繊細に掘り下げてさらに創造する道を示して下さる。
仰っておられた卒業論文集はそれは貴重な宝物になりそうですね。

今回のRobert Browningの詩は
個人的なんですけど私は谷川俊太郎さんの「朝のリレー」を思い出してしまいました。
以前色んな国でこの詩を現地の言葉にして子供たちに朗読してきたんです。
日本の教科書では「朝のリレー」は”共同体としての地球云々”との解説がされているようですが
私は子供たちに未来の夢とか希望とかを伝えたかった。
聴いてくれていた子供たちの澄んだ瞳は今も忘れられません。

Robert Browningの詩もあの子たちが聞くことができたら…と思います。
LibriVox 私もいつか朗読にチャレンジしてみようかな。

えびさん、

海潮音、素敵ですよね。憧れます、私も。
青空文庫でも見られるのですが、本として手元においておきたいなぁ、と思いつつ、海外住まいの不便さで、我慢しています。
実は、マイクを買ってきて、ちょっといろいろ練習してみたんですよ。 えびさんがお勧めしてくださった物語も音読してみたのですが、難しいものですねぇ、朗読って。 
結局、最初から長いのは無理なんだと、まず、詩からやってみることにしました。
雨ニモマケズ、初恋、海潮音、それから啄木とか。家族に聞かせたら、まだまだ、と言われてしまいました(笑)で、練習中です^^。

マージさん、

私も「朝のリレー」とても好きです。世界を朝がリレーしていく、そんなイメージを思いつく谷川さんって、すごいですよね。
「色んな国でこの詩を現地の言葉にして子供たちに朗読」なんて、素敵ですね。あの詩なら、どの国の子どもにも、きっと素直に伝わるでしょうね。私もマージさんの朗読を聴いてみたいです。

マージさんは、何を見ても、遠くの厳しい環境に暮らす子どもたちのことを考えていらっしゃるのですね。いつも、子どもたちは、自分ではどうしようも出来ずに、その環境の中で暮らしているのですよね。

私のブログは、私の好きなことを、私が好きなように書いているのですが、読んでくださる方がいらっしゃるのが、とても嬉しいです。

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Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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