英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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A Redbird Christmasを読 んでいた時、悪役として、旅をしながら暮らす家族が登場したので思い出したのが、映画で見た、旅をしながら暮らす女性が主人公のChocolatでした。 この本はその原作で、図書館で目に留まったので、本とAudio Bookを借りてきました。








ChocolatChocolat
Joanne Harris (2000/03/02)
Black Swan

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舞台はフランスの小さな田舎の村です。 ずっと旅をしながら暮らしてきたVianneとその娘Anoukが、2月のカーニバルの祭りのさなかに村にやってきて、教会の向かいにある、以前はパン屋だった家を借りて住み始めます。 Vianneは荒れ果てた店に手を入れて、小粋なChocolat Shopを始めます。 


教会の司祭を中心とした村の有力者は、よそ者が住み着き、贅沢で堕落の匂いがするチョコレート屋を始めたのが気に入らないし、しかも、その女主人のVianneが村の人々に良からぬ影響を与えるのに苛立ちます。



女主人のVianneと司祭の独り言が交互に続く形で物語が進むのですが、主人公のVianneがとても素敵です。 村に来る早々、一人でぼろぼろになっていたパン屋を目の覚めるようなカラフルで小粋な店に変えてしまうし、初めて会った村人の好みのチョコレートが分かるだけでなく、相手の気持ちが感じ取れてしまいます。 しかも、取り取りのリキュールや香料を入れて、とびきり美味しい最高級のチョコレートを作るし、最後のシーンではうっとりするような料理も作ります。 ああ、私も食べてみたい!頭の中に美味しそうなチョコレートや料理のイメージが飛び交います。 読み終えた今日は、私もチョコレート屋に行って、プラリネやトリュフチョコレートを買ってきました。



Vianneは、不思議な力をもっていた母(自分は魔女だと言っていた。。。)と2人で暮らしていた頃、いつも何かから逃げ続けながら旅をしていたことを折に触れ思い出します。Vianneは今この小さな村で友人に囲まれて暮らす生活を楽しんでいるのに、亡くなった母がそうであったように、旅をしながら暮らすことへの衝動に襲われます。風が吹いて、彼女を旅に誘うのです。



私は本を読んでいる間ずっと、多分30歳代後半のVianneの生活を楽しむ力、人と心を通わせる力、自分らしさを貫く力に、強く惹かれました。素敵な女性だなぁ、こんな風になりたいなぁ。って。ちょうど季節は一月、今年は私もVianneを見習って暮らしていきたいものです。ただ、ラストは映画とずいぶん違います。もっと辛味です。 こんなに素敵な女性でも、映画のようなハッピーエンドにはなかなかならないのだなぁ、と思いました。



この本は、2月から4月までの日記形式で読みやすいのですが、司祭の独り言は、かなり哲学的で、単語が難しいです。 私は分からない単語は全く調べず、ああ、暗い独り言だ、という感じで読み飛ばしてしまいました。その分、ちょっとストーリで分からないところが出てしまったのですが、ま、いいか、ということにしました。もう一つ、フランス語の固有名詞やお菓子や料理の名前がぼんぼん出てきます。 フランス語を知っている人だと、私以上に深く楽しめるのかもしれませんが、知らなくたって大過ありません。 


この本の朗読は、上手でした。特にフランス語が印象的でした。


 フランス語の耳触りが、粋で美味しそうな物語の雰囲気を盛り上げてくれました。Vianneが折りに触れ歌うフランス語の風の歌も耳に残ります。女性と男性の交互に替わる一人言を、うまく読み分けていて、2人の気持ちのコントラストが楽しめます。朗読のスピードにあわせて物語を読みすすめたので、難しい単語やフランス語に囚われずに物語りに入り込めたような気がします。 本を読むだけだったら、結構つっかかったかもしれません。


 


作者のJohn Harrisは固定ファンのいる作者らしく、アメリカやイギリスのアマゾンではかなり評判が高いように思います。 Chocolateが楽しかったので、もう一冊、同じ作者で、フランスの田舎でレストランを始める女主人公の話しを、図書館で本とAudio Book の予約をしました。 しかも、John Harrisはフランス料理のレシピブックも出していて、これもなかなか評判が良かったことを知りました。そこでこの本も図書館で予約しました。 今月の末には、我が家ではフランス料理が続くかもしれません。




私が聴いたAudio BookはDiana Bishopの朗読によるUnabridgedバージョンでSoundings Audio Booksの出版で、すでに絶版のようです。日本やイギリスのアマゾンのリストのAudio Bookは別の人の朗読ですが、これもUnabridgedのバージョンがアメリカのアマゾンでAudible Comからダウンロード購入できるようです。

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Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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