英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
LibriVoxは宝石がぎっしりつまった宝箱ですが、
この物語は、その中でもとりわけ魅力的な作品だと思いました。

SecretG.jpg
MB Kork 1911


日本の女の子だったら、きっとどこかでストーリーを知っている秘密の花園。
私も小学生の頃、読んだ記憶がぼんやりとあります。
赤毛のアンと同じ、村岡花子さんの訳だったような。

今度あらためて、この原作をLibriVox聴いて、
おもしろくて、おもしろくて、びっくりしました。

やさしい英語で書かれているのに、表現が豊かで、イメージが鮮明。
イングランドのヨークシャー州の荒野ムーアの美しさや、
駒鳥のかわいらしい大胆さ、
春がおとずれ、そっと若芽が出る庭の土の匂い。

そんなイギリスの背景の中で、
ひとりぼっちのMaryが、縄跳びに夢中になって、
遥か北の広大な庭で、冷たい早春の風に吹かれてとびまわります。

SecretG2.jpg


アイビーにびっしり被われた庭の壁を探り、
秘密の鍵をみつけ、
秘密のドアをみつけ
初めて秘密の花園に入った時の興奮。

そして、Maryの世話をする、
田舎のメイド、Marthaの素朴でおおらかな気質や、
Maryから秘密を打ち明けられ、いっしょに庭を世話をするDickonの
駒鳥も、うさぎも、リスも友達にしてしまう、不思議な魅力。
聴いていて、どんどん物語に引き込まれました。

SecretG4.jpg


聴きながら、ちょっとしたデジャブ感があって
はっ、と思い至りました。
これは、子ども版のジェーンエアやレベッカなんだ!

由緒ある広大な屋敷に、裕福で孤独な中年の当主がいて、
昔愛した女性にまつわって、心に傷があり、不幸な人生を送っている。

そこに、不遇ではあるけれど、心の美しい女性があらわれ、
孤独な当主の傷を、すこしづつ癒し、
やがては、2人は愛し合うようになる。

過去の華やかな時代をそこはかとなく感じさせる古い屋敷には、
100室もあって、そのほとんどの部屋は閉ざされ、
どこかに、女主人公の知らない秘密が隠されている。

これが、18世紀のイギリスの女性たちが憧れる
ロマンスだったのじゃないかしら。

SecretG5.jpg


このAudio Bookを珠玉にしているのは、
朗読をしているKaraという女性です。
クリアで、丁寧な朗読で、とても聴きやすい。
声はしっとりとしながら、張りもあります。
スピードもわずかにゆっくりで、
まさに子どもたちを前に語り聞かせているような。

Maryがインドから屋敷にやってくるまでの物語は、
すいすいと聞きやすくて、楽しいです。
ヨークの屋敷に住むようになると、
まわりの人のせりふにヨークシャ訛りが入り、ちょっと難しい。
でもね、この訛りが、ひなびていて素敵です。
ちょっとだけコツを覚えれば、聴くのは難しくないように思います。

Karaはブログをもっていて、
LibriVoxのリンクから行くことができます。(ここ
Read Aloudが趣味で、LibriVoxにたくさんの朗読を寄付しているようです。
LibriVoxで朗読を聴いた人からのメールをもらうのを楽しんでいるようなので、
私もお礼のメールを出そうと思っています。
こんな風に、遠い国の素晴らしい善意の人に出会えるなんて、
インターネットってすごいなぁ、とまたまた感じ入りました。

Secret Gardenは、冬に物語が始まり、
春先に土に芽が出て、風が吹き、雨が降って、
水仙やクロッカスが咲きはじめ
薔薇の若芽が出始め、緑が濃くなって、
美しい夏の毎日を秘密の花園ですごします。

早春の今が、物語の季節と重なり合い、
ちょうどいい聴き時だと思いました。
いかがですか、今日から聴いてみては?

LibriVoxはもちろん無料だし、ダウンロードもとても簡単です。

ぜひぜひ聴いて欲しいので、ダウンロードの方法を書いておきます。
これは私流のやり方で、もっと簡単な方法があるかもしれない、という気はしています。
もしご存知だったら、教えてください。

iTuneを使っている場合です。
まず、LibriVoxのこのページに行き、

紹介文の下のこの部分をクリックすると、ダウンロードが始まります。
Zip file of the entire book (263MB)


「ファイルのダウンロード」で保存をクリックして、ダウンロードする先のファイルを指定します

ダウンロードし、完了したらウインドウを閉じます。

PC上に保存したファイルに行き、ファイルメニューから、
「全てを展開する」を選び、iTuneの他の音楽ファイルが入っているフォルダにデータを展開します。

iTuneのファイルメニューから、フォルダを「ライブラリに加える」を選び、展開しデータを指定します。

はい、あとはiPodを同期させればおしまいです。

ちょっとだけ手間がかかるので、ついでに、LibriVoxから、他のファイルもいくつかダウンロードしてはいかがでしょう?
前にも紹介しましが、えびさんが日本語つきリストを作ってくださっていますので、
こちらをのぞくと、好きな作品があるのではないかしら?

ではHappy Listning♪

コメント

Kara Shallenbergって、先日、英語版「ハイジ」を聞いたときに、朗読してたのが彼女でした。
9時間もの朗読でしたが、毎日毎日30分くらいずつ聞きました。彼女の張りのある声を、聞きたくてiPodのスイッチを入れていたようなところがありますねー。

Dillさんのこの記事を読んで「秘密の花園」とっても聞いてみたくなって、今、コメント書きながらダウンロード完了したところです。
「秘密の花園」と聞くと、小学校の図書館の風景が蘇ってくるのですが、きっとあそこで借りて読んだと思います。

春ですし、Secret Gardenで駒鳥やリスと遊んでみますねー。

Secret Garden、早速ダウンロードしました。寝る前に聴くのが楽しみです。私もiTunesを使ってダウンロードしたのですが、ご紹介のLibriVoxのページのSummaryの下にテキストやWikipediaのリンクのリストの一番下にRSS feedの横にSubscribe in iTunesというのがあったので、それをクリックしたらあとはもう自動的にiTunesに第一章をダウンロードしてくれ、残りも欲しいときにダウンロードできるようになっていました。

かなり以前の話ですが、ダブリンであるB&Bに10日間滞在したときに、そこのおうちの8歳の女の子がSecret Gardenの映画が大好きで、ビデオを繰り返してみていました。そのころにはどんな話だったか忘れていたので、なにがそんなに彼女を夢中にさせていたのか、分からなかったのですが、Dillさんのお話を「なるほど!」と読ませていただきました。

レベッカもジェーン・エアも好きなので楽しみです!ご紹介、どうもありがとうございました。

えびさん、

そうですか、Karaはハイジも読んでいるんですね。彼女のHPを見ると、人柄が偲ばれ、また他の朗読も聴いてみたいと思っていたところです。 実は、えびさんのブログを読んで、ハイジもいいなぁ、と思っていたので、この夏にはぜひ聴きますね。

バーネットが住んでいて、秘密の花園のモデルではないかという庭がケントにあるのを発見しました!夏の間だけ公開されているらしいので、行ってみたいなぁ、と思っているところです。

michiさん、

やぱっぱり、もっと簡単な方法があったのですね。教えてくださって、ありがとうございます! 
英語のHPはなかなか隅々まで読まず、わかったようなつもりで大事なことを見落としてしまうんですよね。
私もシークレットガーデンの映画を見ました。あの女の子はかわいかったですよね。

michiさんがこのAudio Bookを気に入ってくださるといいなぁ。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://corianderuk.blog80.fc2.com/tb.php/109-58fb0f30

名前:
メール:
件名:
本文:

Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

全ての記事を表示する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。