英語で本三昧

英語の朗読を聴いて楽しんでいます。 

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この本をいつか読みたいと思っていました。
マザーグースづいている勢いで、無料の朗読図書館、LibriVoxで聴きました。

alice2.jpg

言葉遊びが、やっぱり難しい本だなぁ、というのが正直な感想でした。
英語の文章が聞き取れても、何のことだがよくわかんないし、
よくわからないから、聞き取りにくいです。
でも、イメージは鮮やかなんですよね、不思議な本です。

私は、だいだいの話しの流れを知っているので、
ストーリーを追って楽しむというより、
好きな場面を英語で聴いて味わって楽しむということになりました。

あ、ここがDoDoのシーンね。なるほど、偏屈ものだ!とか、
芋虫ときのこは、こんな話しだったのか。
ロブスターの唄がなんともいい気分だなぁ、とか・・・・

alice3.gif


Through the looking glassの方は、初めてまとめて聴きました。
チェスの動きをなぞってストーリーが流れるというのは、
いまひとつピンとこなかったけど、
マザーグースが出てきたりして、ここだ、ここだ、と悦に入りました。
不可思議なイメージが、幾重にも重なって残る感じでした。

私の個人的な感想としては、
原作を横において、ちらちらと文章を眺めながら聴くのが
ちょうどよかったです。
聴くだけではちょっとわかりにくいし、
Tenisonのイラストも、シーンが変わるごとに見たくなったので。

アリスのイラストは、多彩なイラストレータが、
この物語の世界を描くことに果敢に挑戦しているけど、
やっぱり、Tenisonのが一番ぴったりだと、私は思います。
本がなくても、このアリスの世界を詳しく調べたサイトで
イラストを見ることができます。


私の場合は、アリスをいつか読もうと昔に買い込んでおいた
この本が、アリスの世界を知るのに役立ちました。
こういう、生い立ちにも物語があり、伏線がいっぱいある本は、
まず解説書を読んでから、ゆっくり本をひらくのも、
なかなかいいのではないかと思います。


Alice6.jpg


LibriVoxには、Alice in wonderlandが3種類、
Through the looking glassが2種類あります。
(LibriVoxについてはここをどうぞ)

どれを聴くかは悩むところですが、私の感想をまとめておきます

ダウンロードは無料なので、聞き比べるのも楽しいと思います。

ただし、ダウンロードに際しては、ご注意ください!
私は、3つのバージョンを、
一度にまとめてダウンロードしたら、
iPodに一つのアルバムとして入ってしまい、
ごちゃごちゃして聴きづらく、
アルバムを分ける方法もわからず、やり直しする羽目になりました。

Carroll, Lewis. "Alice's Adventures in Wonderland"
一章ごとに違う読み手による朗読です。男女とりまぜ、いろんな英語が聴けます。
章ごとに区切って聴くにはいいと思うのですが、通しで聴こうとすると、読み手が変わるたびに、気持ちの切り替えが必要で、アリスの世界に入りにくいと思いました。


Carroll, Lewis. "Alice's Adventures in Wonderland (version 2)"
これはちょっと早口だけど聴きやすい女性による朗読です。
1/3は省略されていますが、この話しの難しい部分が省略されている分
ストーリーを追いやすいとも言えるし、
小難しい部分がなくなっちゃあ、アリスじゃないという考え方もあると思います。


Carroll, Lewis. "Alice's Adventures in Wonderland (version 3)"
男性2人による朗読で、2章目から終わりまでよむ男性が、
ゆ~たりした英語で、独特な世界を作っています。
ロブスターの詩などは唄にしてくれていて、
一番アリスの世界らしい朗読ではないか、と思いました。



Carroll, Lewis. "Through the Looking-Glass"
こちらは、章ごとに読み手が変わります。 
上の物語と同じで、章ごとに区切って聴くにはいいけど、
通して聴くには、ちょっと世界に入りにくい。
好きな読み手と苦手な読み手があって、そういうのも気になってしまいました。


Carroll, Lewis. "Through the Looking-Glass (version 2)"
男性一人が全章を朗読してくれて、うまい読み手だしお勧めです。
ただ残念なことに、最初の4章ぐらいまでは、録音の調子が一定ではなく
ある章では雑音が入り、ある章ではキーというような音が微かに入り
聴きづらかったです。


大英博物館のBritish Libraryでは
作者のルイス・キャロルがアリスに贈った、
字もイラストも、作者自身による手書きの本が、
デジタル化され、朗読もついて公開されています。
ここまで凝って聴くのは、よほどこの本が好きな人だけかな、
とは思いますが、のぞいて見るには楽しいです。

この本の説明
このページの下の列、真ん中から本を開けます。 

幼い子どものために書き改められた、The Nursery Aliceという本も出版されています。 
オリジナルについていたイラストに彩色して、読みやすい文章がついています。
ここで、デジタル化して公開されています。

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コメント

すごいサイトですね。

すごいすごい、こんなサイトがあるんですねー。しかもボランティアで作られてるなんて。日本で「青空文庫」という著作権切れの文庫の情報を集めたサイトがありますが、それみたい。しかも、英語学習者の私には、朗読はほんとうに有り難いです。(例え聞き取れないところがあろうと、美しい英語を聞くのは至福の時です。)

※すみません、コメントを間違えて過去記事に入れてしまったのでこちらにも。

アリスの本、私も所有してますが、思ったより言い回しが難しいんですね。でも、このイラストが大好きで、何度も挑戦してます。オックスフォードに遊びに行ったとき、アリスの世界を身近に感じて嬉しかったです。

本当に素晴らしい情報を有り難うございます。イースター、たいした予定のない私は(涙)、ここで楽しませていただきます。

shibakoさんもアリスがお好きなのですね。
このイラストは本当に素敵ですよね、私も大好きです。オックスフォードではアリスがあっちこっちに潜んでいるような、不思議な感覚がしました。

そうなんです、LibriVoxは、すご~いサイトだと私も思います。
これが始まったのは、ほんの2005年で、たった一人の作家の思い付きだったんですって! 素晴らしいアイディアのまわりに、あっと言う間に世界中の善意のボランティアが集まって、こんなすごい朗読図書館になったことに、ちょっと感動を覚えてしまいます・・・

Dillさん、こんにちは。
最近のマザーグース、楽しく拝見しています。
Dillさんが載せているイラストはどれもこれもイギリスっぽくて、いいですねー。

Aliceですね!
私もAudio Bookがまだカセットテープだった頃に、一本買ってよく聞きました。
それは子ども向けの省略版だったので、内容がとてもよく理解できました。それを聞いて、いつかは完全版を!という野望が芽生えましたねー。

Aliceの中ではMock Turtleがお気に入りなのですが
あとでWikiなどで調べてみると
彼が登場する段落の言葉遊びは難解で、翻訳者泣かせらしいですねー。あれを瞬時に理解できる人はやっぱりネイティブスピーカーじゃないと無理だなあ、とため息ついたりしています。

それから、大英図書館のウェブサイト、初めて見ました!
うわあ。手書きのお宝がざくざくですね!作家の手書きのものに弱いので、すごくうれしいです。

Aliceのオリジナルの複製本は、先日本屋さんで購入したところなのです。中身の写真をブログに載せているので、リンク貼らせて下さいねー。

えびさん、

あれ以来、LibriVoxにはまってるんですよ。 聴けば聴くほど、すごい朗読図書館ですねぇ。 もう、Audibleはやめようか、と思いつつ、まだ当分LibriVoxに登場しない本を買いためようか、悩むところです(笑)。

アリスはネイティブでも、現代人には理解が難しいらしいですよ。 私は、意味不明ながら雰囲気を楽しむことにしました。

大英図書館は、私もたまたま行き着いて、感心しました。さすが、音までついている凝った作りですね。大英図書館自体は、遠くから見渡すばかりで、個々の本を手に取るなんて、思いも寄らなかったけど、ここまで丁寧にデジタル化してくれると、嬉しいです!
えびさんのアリス楽しみにしてます!

URL欄に貼ったのですが、ちょっとわかりずらかったですね。
11月頃に書いたものです。
フォトはクリックすると大きめのものが見られます。よろしければ、見て下さい!

http://thejoyluckclub.vox.com/library/post/alices-adventure-under-ground.html

見落として失礼しました~。
金色なんですね、なんか撫で回したくなりそうな本ですね。 素敵だなぁ。 いいなぁ。
Aliceって、なんとなく持っていたくなる本ですよね。
鏡の国の朗読は、男性のソロで聴かれましたか?彼がWinds and Willowsも朗読していて、今聞いているのですが、なんとも渋くていいんです。 Karaに続いて、2人めのごひいきになりました(笑)

Dillさん、こんばんは!記事見ていただいてありがとうございましたー。
アリスの本はいつになっても、撫でてしまいたくなる本です。

「鏡の国」はもちろんAdrianさんのSoloで聞きました。「ウィロータウン」も彼だったのですか!いい声してますよね。
LibriVoxは、やっぱりSoloがいいですね。「不思議の国」のPeterさんも好きでした。
Aliceは不思議と男性の声で読まれたほうが、しっくりくるんですよね。
キャロルもこんなふうに語り聞かせをしたんだろうかと想像すると、楽しくなってしまいます。

Karaさんのブログも見ましたよー。編み物作品も。茶色のミトンがかわいかった。お顔に人柄が表れていますね、Karaさん。

私は「赤毛のアン」を読んだKarenさんのファンなのです。
この方、うますぎるっ」と思っていたらやっぱり演劇畑の方だそうで。
他にもSoloでは、オースティンの"Pride and Prejudice"を読んでいらっしゃるそうで
「秘密の花園」聞き終わったら、今度はこれかなー、とダウンロード中です。

ところで「秘密の花園」おっしゃるとおり、とてもいいですね!
今、水仙やクロッカスやスノードロップの花が咲き乱れてきたところなのですが
毎日1時間くらいウォーキングしながら聞いているのですが、
脳内で英国庭園が今まさに春爛漫といった感じです。今日15章まで聞いたので、あと1~2日くらいかな…。
ケント州の美しい景色が懐かしいです。
ムーアは見た事がないので、これも想像がかきたてられて、見たくてしょうがありません。

日本はそろそろ桜が見頃の季節です。

えびさん

脳内英国庭園ですか!ウォーキングしながらというのは、すごくいいですね。 Secret Gardenは、春の表現がなんとも生き生きしてて、この季節に聞くとたまりませんね。 

私もWinds in the willowsを川のそばを散歩しながら、いつかもう一回聞きたいなぁ。昨日の晩、家事をしながらこの物語を聞き終わり、まだその世界に浸っています。 Adrianは、本当に味のある朗読をしますね。 彼もきっと何らかの本職なんだと思います。あるいは職人かしら? Toadの唄をね、Humしてくれるけど、これがいい・・・いつかPoohを読んでほしいなぁ。あの、雪がディリポンと落ちるHumとか、彼の声で聞きたい! 彼は宝島も読んでいるので、聞くのが楽しみです。
KaraのJust so storiesも聞きたいし、まだまだWishリストが長くて、嬉しい悲鳴。

私はいつ帰国が突然きまるかわからない駐在員の家族としてイギリスにいるので、ここにいる間はイギリスの本を優先的に読みたいと思い、でもイギリスの素晴らしい本は数限りなく、他の国の本は全く読んでこなかったんです。 でも、えびさんのお勧めを聞いて、ハイジと赤毛のアンは、やっぱり今年聞きたいという気がしてきました。すごく楽しみ。

長くなってしまったけど、ついでにもしご存知だったら教えてください。
これだけLibriVoxにお世話になり、私も日本語の物語の朗読をしてお返ししたい、という気持ちが少しずつ育っています。Forumを読んでみると、その気になればなんとかなりそう。 でも、100年前の日本語の物語で、聞きやすくて、できれば日本語学習者にも楽しめる本なんて思いつきます? 私は昔話を読みたいのだけど、文語で難しいものではなく、やさしいのをと探すと、見つからないのです。 柳田國男さんは、まだ版権が切れていないし、いい物語をもしご存知だったら教えていただけると嬉しいです!

日本語の朗読

LibriVoxに朗読で恩返しですか~。ステキですね。

柳田國男さん系の昔話といいますと…。
ええと、青空文庫においてあるものでは楠山正雄さんあたりかな。
「かちかち山」「猿かに合戦」「花咲かじいさん」「浦島太郎」など、
彼が収集して再話した話が多く置いてあると思います。

日本語学習者が楽しめる物語というと
宮沢賢治「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」
小泉八雲「ムジナ」「耳なし芳一」
など、私も好きな話ですが、どうでしょ?

ちょっと毛色のかわったものでは、高村光太郎の「智恵子抄」
これは私も聞いてみたいです。

日本の童謡の歌詞だけ、なんてのもよいですね。
野口雨情の「青い眼の人形」とか「赤い靴」とか
異国情緒があって好きですー。

Dillさんのステキな恩返しが実現するとよいですね!

私も機会があれば泉鏡花とか、チャレンジしてみたいです…。

ありがとうございます!

えびさん、詳しいアドバイスをありがとうございました!!
いろんなオプションがあるのですね、なるほど、そういうのがあるか、と頷いてしまいました。
私も、青空文庫で一応昔話を調べたつもりだったのだけど、楠山正雄さんという方は、全く知りませんでした。 不勉強で、えびさんにお手数をおかけしてしまいました(笑)。
自分で朗読してみようかな、とちょっと音読してみると、その難しさにどきどき。汗もたらたら。 聞くときはいろいろ勝手に言ってきたけど、自分で読んでみると難しいものですね。 いろいろ研究してみて、LibriVoxデビューができたら、ご報告します!

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Re: アリスの朗読

edさん、はじめまして。
返事がすっかり遅くなって、ごめんなさい。

お探しの朗読が誰なのか、私にはわからなのですが、
この物語の朗読をしている、個性的なイギリス英語の俳優というと、
Alan Bennettということはありませんか?

彼は、声優としても、人気の高い男性作家で、朗読も抜群にうまくて、
私は彼のプーさんや、楽しい川辺を聞きました。
独特の、やんちゃさとノスタルジックな雰囲気があります。
ただし、スピードは速いというより、遅めだと思います。
また、私が知っている限りでは、アリスはAbridgedの朗読しかしていないと思います。

イギリス人の朗読であれば、アマゾンUKや古書のデータベースのABCから、
古いテープのリストをたぐっていくと
見つかるかもしれませんね。


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Dill

Author:Dill
イギリスのロンドン郊外に住んでいます。 
本は大好き。読む本がなくなると落ち着きません。
とうとうまわりに日本語の新しい本がなくなってしまったので、英語の本を楽しみたいと思っています。

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